第0478日目 〈歴代誌上第26章:〈門衛〉&〈他のレビ人の任務〉〉 [歴代誌・上]

 歴代誌上第26章です。

 代上26:1-28〈門衛〉
 門衛に任ぜられたのは3つのレビ族の家であった。
 一つはアサフの子孫コレの子メシェレムヤの家系。彼には7人の息子がいたが、長男ゼカルヤは臨在の幕屋の入り口の守衛であった(代上9:21)。
 一つは契約の箱を預かったことのあるガト人オベド・エドムの家系。彼には8人の息子がいた。その長男シェマヤの子らが特に「奉仕にふさわしい力を持つ勇者たち」(代上26:8)だった。
 もう一つは、メラリの子孫の一人ホサの家系。彼には息子が4人いたが、その内シムリが━━長男ではないが━━父ホサによって頭とされた。
 「彼らによって門衛の組分けがなされた。この者たちの頭ごとに、その兄弟たちと同様に、主の神殿における務めが課せられた。」(代上26:12)
 組分けの結果、━━
 ○東の門を守衛するのは、シェレムヤ(メシェレムヤ)、
 ○北の門を守衛するのは、シェレムヤの子ゼカルヤ、
 ○南の門を守衛するのは、オベド・エドム、
 ○西の門とその上り道の途中にあるシャレケトの門(代上26:16にのみ記述あり)を守衛するのは、ホサと、その家の者で記載を欠くシェピム、
 ○倉庫を守衛するのは、オベド・エドムの子ら、
━━となった。
 警戒のために、東にはレビ人6人が、北と南には毎日4人が、西の廊(庭)には2人、西の通路には4人が、倉庫には2人が、いつも見張りに立った。

 神殿の宝物庫の責任者となり、聖別された物の保管(聖なる献げ物の宝物庫の管理)の担当者は、レビ人のアヒヤ。
 またアヒヤとは別に、ゲルション族でラダンの家系に属する長たちとラダンの長男エヒエルの一族、エヒエルの弟ゼタムとヨエルが、神殿の宝物庫の責任を分担した。
 宝物庫の管理責任者となったのは、モーセの孫にしてゲルションの子シェブエル。またシェブエルとは別に、彼の弟エリエゼルの子レハブヤ、その子エシャヤ、その子ヨラム、その子ジクリ、その子シェロミトが、宝物庫の管理責任を分担した。
 ダビデ王と家系の長たち、千人隊と百人隊の長、将軍たちが聖別した聖なる物(献げ物)の保管の全責任を負い、主の神殿を修理するために戦利品の一部を聖別し、かつ先見者(預言者)サムエルやキシュの子サウル(イスラエル初代王)、ネルの子アブネル(サウルの甥で軍司令官。後ダビデに忠を誓うようになるもダビデ軍の司令ヨアブに拠って殺害される。サム上14:50-51,20:25,26:5-16,サム下3:6-27)やツェルヤの子ヨアブ(ダビデ軍司令官)らが聖別したすべての品物の管理は、エリエゼルの子孫シェロミトとその兄弟たちが担当した。

 代上26:29-32〈他のレビ人の任務〉
 ケハトの子イツハルの家系に属する者では、ケナンヤとその子らが神殿外の仕事を担当した。彼らはイスラエルで働く役人や裁判官になった。
 ケハトの子ヘブロンの家系に属する者では、ハシャブヤとその兄弟がヨルダン川西岸のイスラエルを監視した。主に対するすべての奉仕と王に対する奉仕が、ちゃんとされるようにである。
 そのヘブロン族の頭はエリヤ。ダビデ王第40年にヘブロン族の系図が調べられ、ヤゼル・ギレアドに勇士がいるとわかった。エリヤの兄弟はそれぞれの家系の長だったので、王は彼らを、ヨルダン川東岸のイスラエルの諸部族、即ち、ルベン族とガト族、マナセの半部族の上に立つ者(監視役)に任命し、神と王に関わるすべての事柄を担当させた。

 レビ族についての無味乾燥とも詳細とも受け取れる報告が続きます。読者の皆様はどうだか知りませんが、さんさんかは好い加減フラストレーションが溜まり、ジリジリイライラしております。この砂を噛むような思い……。
 レビ族の記述に入った途端、節操がないと揶揄されても仕方ありませんが、本文にあたってみても表記や記述の順番がめちゃくちゃになっている(記述の秩序を欠いている)ので、仕方ないとしか弁解しようがありません。
 丁寧に、丹念に、とは思ってみても、限界というものがある。仕事を持っていたり特にキリスト者でもない方は、このあたりはさっさと読み流して拘泥されぬが賢明です。レビ人にはこんな役目が課されて、その仕事に就いたのはこの家系の人たち(「これだけの人数がこの仕事に当たっていたのか、フーン」)、といった程度であれば、じゅうぶんです。それ以上のことは、聖職者や熱烈なる信徒、或いは専門家に任せておけばよろしい。
 我らが拘泥して足を取られる必要なんて、まったくない。単なる時間の浪費です。こんなことで時間の無駄遣いはやめましょう。



 図書館で借りてきたブラームスの歌曲集を聴いています。日曜日の夜に聴くのになんとふさわしく、愛らしくも美しい歌が揃えられたものかっ!
 『ブラームス大全集』の歌曲・重唱曲集の第1巻(DG BRA1031)。収録曲は《6つの歌》Op.3、《6つの歌》Op.5、《6つの歌》Op.7、《8つの歌曲とロマンス》Op.14、《5つの歌》Op.19でした。Op.7とOp.14が気に入りました。
 顧みて過去に聴いてきたブラームスの声楽曲は、《ドイツ・レクイエム》Op.45や《アルト・ラプソディ》Op.53、一部の歌曲━━歌曲集《マゲローネのロマンス》Op.33と《4つの厳粛な歌》Op.121、その他数曲といった体たらく。
 ……一部の有名曲しか馴染みのなかった世界を知るのはうれしいことです。それが意外にメロディ・メーカーなブラームスの声楽曲とあれば、なおさらでありましょうね。
 これからはしばらく、このシリーズを借りて聴いてゆこうか、と思っております。◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。