第0482日目 〈歴代誌上第28章:〈ダビデによる神殿建築の宣言〉〉 [歴代誌・上]

 歴代誌上第28章です。

 代上28:1-21〈ダビデによる神殿建築の宣言〉
 ダビデ王はエルサレムにすべての長を始めとして、長官や宦官、勇士に至るまでを集めた。
 私ダビデはこれまで準備してきた主のための神殿を築くことを宣言する、と王はいった。続けて、過去の我が行いによって主は神殿建築を主の子にしてわが息子ソロモンへ委ね、いまそのときが訪れたからである、と。
 かつて主はダビデにいった、━━
 「もし彼が、今日のように、わたしの戒めと法をしっかりと行うなら、わたしは彼の王国をとこしえに堅く据えよう。」(代上28:7)
 ダビデはすべての民、主の会衆の前で、イスラエルの神、主の聞くその場所で、民に斯く申し渡した、━━
 「あなたたちの神、主のすべての戒めに留意し、それを求めよ。こうしてこの恵みの土地を得、これをあなたたちの後に続く子孫にとこしえに受け継がせよ。」(代上28:8)
 そうしてダビデは息子ソロモンに、斯くいった、━━
 「わが子ソロモンよ、この父の神を認め、全き心と喜びの魂をもってその神に仕えよ。主はすべての心を探り、すべての考えの奥底まで見抜かれるからである。もし主を求めるなら、主はあなたに御自分を現してくださる。もし主を捨てるならば、主はあなたをとこしえに拒み続けられる。今、よく考えよ、主は聖所とすべき家を建てるためにあなたを選ばれた。勇気をもって行え。」(代上28:9-10)

 それからダビデはソロモンに、神殿の設計図を手渡した。また、「霊を受けて考えたあらゆるものの」設計図を手渡した。また工事に伴うあらゆる指示もソロモンへ手渡された。そこには、「翼を広げて主の契約の箱を覆う金のケルビムの車の設計図も示されていた」(代上28:18)。
 これは、王の、息子━━王位継承者への言葉である、━━
 「勇気をもって雄々しく実行せよ。恐れてはならない。おじけてはならない。わたしの神、神なる主はあなたと共にいて、決してあなたを離れず、捨て置かず、主の神殿に奉仕する職務をことごとく果たさせてくださるからである。見よ、組分けされた祭司とレビ人が神殿のあらゆる奉仕に関して知恵のある献身的な働き手がすっかり揃っており、長たる者をはじめ民もすべてあなたのあらゆる命令に従おうとしている。」(代上28:20-21)

 斯くも雄々しく毅然とし、力に満ちあふれた挿話も、そう滅多にないと思います。王の言葉を何度も引いたのは、それをみなさま、読者諸兄に(余計なフィルターを通すことなく、純粋なままで)玩味、堪能いただきたかったからに他なりません。
 さんさんかは並行箇所以上に代上28(と29)に感動させられました━━だから、昨日のようなブログになったわけですが。こいつは、優れた小説を何作読んでも、この感動の端緒にすら及ばぬと思うております。



 昨日のブログタイトル、“すべてをなくしても、あなたがいればいい”。
 これは、和久井映見さんのCD『心に花が咲くように』のなかの「背中~愛する人へ~」という歌のフレーズ。
 心が洗われるようなCDで、すべての女性に聴いてほしい一枚です(PSCR-5620)。◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。