第0499日目 〈歴代誌下第3章:〈神殿の建築〉3/5wtih今年のベートーヴェン室内楽音盤蒐集プロジェクト。〉 [歴代誌・下]

 歴代誌下第3章です。
 並行箇所は王上6:1-22〈神殿の建築〉。

 代下3:1-17〈神殿の建築〉2/5
 神殿の建築は、ソロモン王第4年、第2の月の第2の日に開始された。建築現場はエルサレムのモリヤ山(※1)、以前はエブス人オルナンの麦打ち場だったところである(ex;代上21:18、22:1)。
 王は神殿の基礎を据えた。奥行き60アンマ、間口は20アンマ。ここでの“アンマ”は古い基準に従っており、1アンマは約45センチである。前廊の奥行きは20アンマ、高さは100アンマあった。
 神殿のなかには糸杉材が貼られ、アラビア南部パルワイム(※2)で産出された上質の金で覆われた。なつめやしと網目模様の浮き彫りが施され、宝石で飾り立てられた。神殿の梁や敷居、壁、扉も金で覆われ、壁にはケルビムの浮き彫りがつけられた。
 また、王は至聖所を造った。奥行きは20アンマ、間口も20アンマあり、600キカル(1キカルは約34.2g)の上質な金で覆われて、階上の部屋も金で同様に覆われた至聖所を。
 至聖所には、鋳物で造られ、金で覆われた2体のケルビム像が安置された。ケルビムの翼の長さは、各5アンマずつで合計40アンマ。いずれの翼も片方は神殿の壁に触れ、もう片方は互いの翼に触れていた。2体のケルビム像は顔を内側に向け、後ろ足で立っていた。
 青や深紅、緋の織物、麻の織物で垂れ幕が造られ、そこにもケルビムの意匠が施された。
 神殿の前には2本の柱が立てられた。高さ35アンマ、頂の柱頭は5アンマ。神殿正面の左右に立てられたその柱は、右がヤキン(「彼[主]は立てるであろう)、左の柱がボアズ(彼[主]にこそ力あり)と呼ばれた。

 ヤキンとボアズの意味は、岩波15『歴代誌』P205註釈に拠りました。
 ※1「モリヤ山」→エルサレム。他箇所では、創22:2にのみ登場。主がアブラハムにイサクを献げるよう命じた際、指定したのがモリヤ(の地)にある山だった。神殿建築のモリヤ山と関連があるのか? 主への行為とその地の名前は、互いに響きあうのか?
 ※2「パルワイム」→アラビア南部地方、金の産出地として知られた町(?)の一つか。岩波版の註釈では、今日のイエメン、サク・エル・ファルウェインか、とする(P203)。旧約聖書では、ここ代下3:6にのみ登場。



 十年近くも前に処分してしまったベートーヴェンの室内楽曲の幾つか。今年はそれらを買い/聴き直そうと思い、まずはピアノ三重奏曲を、スーク・トリオによる演奏で購入しました。買ったのは、第5番ニ長調op.70-1〈幽霊〉の収録されている一枚(COCO-70919)。
 冒頭の基本主題に思わず、嗚呼、この曲を聴きたかったんだ、と感慨深いものを覚えましたが、どうにも気持ちが落ち着かず違和感を覚えるのは、最初に聴いた演奏が脳裏にずっとこびりついているためなのかもしれません。あれは、NAXOSから出ていた盤でした。
 スーク・トリオで全曲買い直してから、そちらも聴いて記憶を確かめ、新たな感慨をころころ掌の上で弄んでみるとしましょう。

 どれだけ若くて可愛かったり、知的な女の子から告白されようとも、おれはおぐゆーさんがいちばん好きでこの人だけが唯一の想い人で、二番目とか三番目とか他の子はないんだ。ごめん。◆

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