第0526日目 〈歴代誌下第30章:〈過越祭〉〉 [歴代誌・下]

 歴代誌下第30章です。
 並行箇所は、ありません。

 代下30:1-27〈過越祭〉
 神殿を修復すると、ヒゼキヤ王は今度は、民の信仰を先祖の神、主に立ち帰らせようとした。過越祭の実施を呼びかけたのである。過越祭の開催は、王とエルサレムの高官とすべての会衆の協議の末、第二の月と決定した。これは誰の目にも正しいと思われたので、早速使者が立てられ、その範囲は、南はベエル・シェバから北はダンまでに及んだ。
 書簡を携えた使者(急使)は、イスラエルとユダの各地で王の命令通りにいった。イスラエルの人々よ、アブラハムとイサク、イスラエル(ヤコブ)の神、主に立ち帰るのだ、と。そして、━━
 「もしあなたたちが主に立ち帰るなら、あなたたちの兄弟や子供たちは、彼らを捕らえて行った者たちの憐れみを受け、この地に帰って来ることができるであろう。あなたたちの神、主は恵みと憐れみに満ちておられ、そのもとにあなたたちが立ち帰るなら、御顔を背けられることはない。」(代下30:9)
 この知らせは、遠く北王国イスラエルのエフライム-マナセ(ヨルダン川西岸の)-ゼブルンにまでもたらされた。多くがヒゼキヤ王の呼びかけに冷たい嘲りで答えたが、アシェルやマナセ、ゼブルンから、或る人々が謙虚になって、エルサレムまでやって来た。またユダでは神の御手が働いたので、人々の心は一つになり、斯くして過越祭は実行に移されたのである。

 第二の月の十四日、民は過越のいけにえを屠った。祭司とレビ人は自分を聖別し、神の人モーセの律法に定められている如く割り当てられた任務に就いた。
 改宗のなかには自分を聖別していない者がいたので、彼らに代わってレビ人が過越のいけにえを屠り、主にささげた。
 また、民の大多数と北王国から来た謙虚なる人々の多数が身を清めていないにもかかわらず、過越のいけにえを食べてしまった。彼らのために、ヒゼキヤは主に祈った、━━
 「恵み深い主よ、彼らをお赦しください。彼らは聖所の清めの規定には従いませんでしたが、神、先祖の神、主を求めようと決意しているのです。」(代下30」18-19)
 主はこれを聞き入れ、癒された。
 エルサレムにいるイスラエルの人々は、七日間に渡る除酵祭を、続けて行った。レビ人と祭司たちは毎日楽器を鳴らし、主を讃美した。王は職務に励むレビ人の一人一人に声をかけた。民は和解の献げ物をささげ、先祖の神、主に感謝をささげ、祭りの食事にあずかり、大いに喜び祝った。彼らは更にもう七日間、祭りを行うことに決めた。
 「こうしてユダの全会衆、祭司たちとレビ人、イスラエルから来た全会衆、イスラエルの地から来た寄留者、ユダに住む者が共に喜び祝った。エルサレムに大きな喜びがあった。イスラエルの王ダビデの子ソロモンの時代以来、このようなことがエルサレムで行われたことはなかった。祭司たちとレビ人は立ち上がって、民を祝福した。その声は聞き届けられ、その祈りは主の聖なる住まい、天にまで達した。」(代下30:25-27)

 エルサレムに集った喜びに沸くすべての会衆の感情が生々しく伝わってくる、素朴で逞しい力が漲った章です。
 信仰の復興。それも北王国の民をも交えての、過越祭と除酵祭です。代下30:25-27の如き文章が書かれるのも、道理でありましょう。



 今年の希望をいま頃話すな、といわれそうですけれど……。
 執筆中の長編が第一稿脱稿の目処が立つぐらいまで進み、聖書のブログも予定通り詩編を終わらせられること。加えて、今年こそ、短編映画(アニメも含む)のシナリオが書けたら━━!
 むぅ、もちろん、おぐゆーさんもなのだ。♪なのだ、なのだ~♪◆

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