第0648日目 〈ヨブ記第27章:〈ヨブと三人の友の議論 三〉6/6〉 [ヨブ記]

 ヨブ記第27章です。

 ヨブ27:1-23〈ヨブと三人の友の議論 三〉6/6
 神にかけて私は誓う。全能者にかけて私は誓おう、とヨブがいった。わがうちに生命(いのち)の灯(ともしび)ある限り、即ち死に至るその瞬間(とき)まで私は自分の潔白を主張する。
 「わたしは自らの正しさに固執して譲らない。/一日たりとも心に恥じるところはない。」(ヨブ27:6)
 むしろ私を否とし諭さんとする者こそ罪を被るべき者。斯様に神を無視して自らの思うところを滔々と述べ立てる者たちに、いったいどんな望みがあるというのか。

 全能者の手の業を語り得るのは私の方だ。遠方より来たるわが3人の友ではない。神に逆らう者、暴虐者が神から与えられる嗣業には、ことごとく惨めで虚しい結果が待ち構えている(ヨブ27:14-20)。
 「寝るときには豊かであっても、それが最後/目を開けば、もう何ひとつない。/破滅が洪水のように彼を襲い/つむじ風が夜の間にさらう。」(ヨブ27:19-20)



 「私は正しい、あなたは間違っている」━━「ヨブ記」を読んできてもはやお馴染みとなったテーゼであります。
 とどのつまり、3人の友の弁論もヨブの反駁もこれをベースとした変奏曲だのですが、ただ互いにテーゼの根拠が乏しいために机上の空論と思えること度々なのは、当方の気のせいでありましょうか?



 MJ氏のSF《クライ》。僕はこれがいちばん好きだな。死ぬ間際に再び観たら、穏やかになれるだろう。◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。