第0822日目1/2 〈詩編第120篇:〈苦難の中から主を呼ぶと〉&お汁粉が好きなさんさんかは、ほぼ筋金入りのビートルズ嫌いであったのだが……?〉 [詩編]

 詩編第120篇です。

 詩120:1-7〈苦難の中から主を呼ぶと〉
 題詞は「都に上る歌。」

 偽りと欺きを語る衆がいる。メシェクとケダル、主により与えられた平和を乱さんとする衆。そのそばでわれらは暮らす。どうか主よ、わたしの魂を、われらの魂を、あなたにより与えられた平和を脅かす衆から救い出してください。
 詩120はだいたい以上の内容の詩で、題詞が示すように一種の巡礼歌というてよかろう。この上洛の歌集(詩120-134。〈都上りの歌〉〔ハーレイ〕、〈宮詣で詩集〉〔岩波〕、〈巡礼の歌〉〔ヘルマン〕とも)は小高い丘の頂にあるエルサレムへの坂を登る際、もしくは神殿の庭にて歌われた、というが、一篇一篇が短いのは背景にそんな事情があるからか。それがために、〈なにを歌うか?〉━━テーマは普遍的なものとなり、〈どう歌うか?〉━━表現や技法はシンプルなものとなってゆくのだ。読みやすく、歌いやすく、わかりやすいのはそうした理由あってのことだ。
 では、久々の補註である。
 ○メシェク;小アジア北東部の山岳地帯に住まう民族。「エゼキエル書」32:26他。
 ○ケダル;塩の海(死海)南東部に暮らす遊牧民。「イザヤ書」21:16-17他。
 いずれもイスラエル-レバノン-シリアの南北にフィールドを持つ部族で、詩120が作られた/詠まれた当時、〈平和を脅かす強大な異民族〉として認識されていたのか。なお、「小アジア」は現:トルコ共和国の過半を成す、黒海と地中海に挟まれた半島を指し、首都アンカラを擁すアナトリア高原が半島の2/3強を占める。

 「主はお前に何を与え/お前に何を加えられるであろうか/欺いて語る舌よ」(詩120:3)



 お汁粉を食べ過ぎて、ちょっともたれ気味なさんさんかです。いや、でもお汁粉って美味しいですよね。何杯でも食べられちゃう。
 白玉団子を切らせていたので、亡父の月命日で作った団子を指でちょっと潰して……というハプニングもあったが、数ヶ月ぶりに子供の頃から馴染んだ〈家の味〉がするお汁粉を食べることが出来ました。お汁粉だいすき。栗の甘露煮を入れたお汁粉、食べたいね。
 遂にフシを曲げてビートルズの『赤盤』と『青盤』を聴こうと思い立ち、近所のレンタル店で借りてきました。恒例の半額日だったのでね、ビーチ・ボーイズとAKB48のCDも一緒に借りた(「I love you~,Ineed you~」で始まる歌、なんてタイトルなの?)。
 これまでビートルズには今一つのめり込めなくて、『1』というアルバムで事足りていたのだが、最近どういうわけかビートルズの話題が周囲で頻出するので、なにかの巡り合わせか、と思い、借りてみたわけである。さて、ほぼ筋金入りのビートルズ嫌いは『赤盤』と『青盤』を聴いてなにを思うか? 「詩編」が終わったあとでご報告しよう。◆

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