第0822日目2/2 〈ありがとう、HMV横浜ビブレ店〉 [ウォーキング・トーク、シッティング・トーク]

 学生時分から利用していた横浜ビブレのHMVが、01月10日に閉店しました。確かに売り場が縮小・移動したり、客数も少なくなってきていたから、遅かれ早かれ……とは思いましたが、ああ、まさか本当に閉店してしまうとは。ぼくとしては正直なところ、昨年の渋谷店閉店よりもショックでした。以前はここでCDを物色したりした帰りに、同じ地下1階にあった熊本ラーメンの桂花やカレーのハイチに寄るのが、とっても楽しみだったんです。
 タワーレコードのオープンまでは週に3,4回訪れて最新の、洋・邦楽のヒットチャートをチェックしたり、インディーズ・バンドを漁ったり、もちろん、CDも買った。ぼくがいちばんここに通っていた当時は、ワールド・ミュージック、トラッド・ミュージックに強い人がいたそうで、北欧トラッドについてはここのコメント・カードでずいぶんと勉強し、それを頼りにポツポツ購入していったのです。
 そうだ、記憶にある限りでは、SMAPもエリック・クラプトンも初めてCDを買ったのは、このHMV横浜ビブレ店でしたっけ。ペーター・マークがパドゥヴァのオーケストラを振ったモーツァルトとベートーヴェン、メンデルスゾーン、トスカニーニやMETが新譜であった当時のNAXOSのヒストリカル・シリーズは、軒並みこのHMV横浜ビブレ店で購入したのでした。
 ここはぼくにとって教室でした。ここ数年は足が遠退いていましたが、そこに国内2番目のHMVがあった日のこと、そこに通い詰めて音楽の楽しさ、すばらしさを教えてもらったことは、決して忘れません。
 さようなら。ありがとうございました。◆

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