第0853日目 〈「詩編」を終えて;若干の放心と安堵、脱力感。〉 [日々の思い・独り言]

 「詩編」を終えて、正直、安堵している。途中、息絶えんばかりになったこともあるけれど、この長丁場を無事に切り抜けられて感無量というより他はない。ありきたりな感慨であるが、ほぼ放心状態でいるいま、これぐらいさえもが精々なのである。
 放心している……かといって、なにも書かずにぼんやりしているわけでないことは、おそらくお察しでありましょう。事実、今日も仕事が終わったあとでいつものスタバで過去に書いてこれから公開する予定のエッセイ(未だ“らしきもの”という程度のレベルであるが)に手を加え、他人様の目へ触れさせるに最低限価する段階へまでブラッシュアップを試みたのである。わずか小1時間ばかりの作業ゆえ完成には至らぬが、続けて改稿の筆を、他のエッセイと同時進行で進めてゆくので遅かれ早かれお目に掛けられるはずだ。
 だが、今日ばかりはこんな短い独り言で済ませるのを、諒としていただきたい。井戸は汲み続けてこそ絶えず清水を得られるものである。文章に於いても同じではないか? 量の増減こそあれ、書かれ続けてこそのものであろう。
 <物語の神様>を引き合いに出して本当に申し訳ないが、スティーヴン・キングは『シャイニング』と『ゴールデン・ボーイ』を続けて書きあげたあとは流石にへたばって、向こう3ヶ月、なにも書かなかった、という。記憶を頼りにしているので細かい表現は違うかもしれないが、そんな風なことである。わたくしも同じだ。なにも書かないわけでないが、へたばっている。ゆえに、今日は斯くも短い文章でお許し願いたい。
 ━━ドストエフスキー『永遠の夫』が気附けば残り50ページを切っているのを知って一抹の淋しさを感じる一方、帰宅してからは『CSI:科学捜査班』シーズン8第2話を観てから部屋に戻り、ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》第二幕を聴きながらドーデー『最後の授業』を拾い読みしたさんさんかでした。もう、寝る。◆

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