第0994日目 〈イザヤ書第13章:〈バビロンの審判〉with『ウルトラQ 』鑑賞中! [イザヤ書]

 イザヤ書第13章です。

 イザ13:1-22〈バビロンの審判〉
 (預言者イザヤが幻に見た、バビロンについての託宣)
 その怒りの道具として、主は軍勢を召集する。地平線の彼方から押し寄せる軍勢はアッシリアを討つ。名はバビロン、全能者が送った破壊者。天地は鳴動し、人はおののき、為す術を持たぬ。昼も夜も世界は闇に閉ざされる。
 見よ、主の日が来る、残忍なる怒りと憤りの日が訪れる。「わたしは、世界をその悪のゆえに/逆らう者をその罪のゆえに罰する。/(中略)/わたしは天を震わせる。/大地はその基から揺れる。/万軍の主の怒りのゆえに/その憤りの日に。」(イザ13:11,13)
 バビロンに対してわたしはメディア人を起用する。財宝に目をくらませることもなく、憐憫に心動かされることもないメディア人を。美しく麗しいカルデア人の帝国は誇りと栄光の象徴であった。が、バビロンもソドムとゴモラと同じ運命をたどる。
 廃墟には代々に渡って住む者はなく、隊商が天幕を張ることも、羊飼いが羊の群れを休ませることもなくなる。代わってそこを塒(ねぐら)とするのは、ミミズク、ジャッカル、ハイエナ、山羊の魔神。
 ━━「今や、都に終わりの時が迫る。/その日が遅れることは決してない。」(イザ13:22)

 本章からしばらく諸国への審判、託宣となります。
 北王国を瓦解させ南王国をも壊滅させようと企むアッシリアを倒すものが東方からやって来る。それがバビロン。無敵の帝国はアッシリアを蹂躙し、ユダを瓦解させる。王都エルサレムその他のユダの町から捕囚を連れ、帝国各地に分散させる。が、栄華は続かない、やがて世界の覇者となるペルシアがバビロンを倒す。そうして捕囚の時代は終わり、エルサレムへ帰還する。これは次の章でも語られる内容ですが、バビロン崩壊とペルシア帝国の勃興、捕囚解放は密接にリンクする事柄なので、敢えてここでも申しあげる次第です。
 ……われらはユダやバビロンを含めて、聖書に登場した国々、人々がどのような命運をたどるのか、知っています。しかし当然のことながら、聖書の時代を生きた人々はそんな未来を知る由もない。主がイザヤに見せた幻━━与えた預言を当のイザヤはどんな思いでそれを受けとめたのか。また、ユダの民はどんな思いでそれを聞いたのか。具体的な描写こそありませんが、端的にそれを述べた箇所ならあります。前者についてはイザ24:16、後者についてはイザ8:19-20が、わたくしの考える当該箇所であります。
 「メディア人」はペルシア帝国、「カルデア人」は新バビロニア帝国を、それぞれ指す。バビロニアをカルデア人の帝国というのは、この新帝国を建設したのがカルデア人出身のナボポラッサルだからであります。



 WOWOWで放送中の『ウルトラQ』(HVリマスター版)を観ている。半世紀も前の番組とは思えぬ新しさが魅力。この伝説的な番組をHV画質で鑑賞できるなんてね……! これまで観たなかでは、「宇宙からの贈りもの」と「クモ男爵」が良かったかな。各回のオープニングが、新たなる『ウルトラQ』の話(エピソード)へどう集約するのか? 楽しみだ。別チャンネルの『怪奇大作戦』ともども要チェックの番組。◆

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