第1004日目 〈イザヤ書第23章:〈ティルスの審判〉with小説再開、『ウルトラQ 』受信障害?〉 [イザヤ書]

 イザヤ書第23章です。

 イザ23:1-18〈ティルスの審判〉
 フェニキアの港町であったティルスは地中海貿易の中心を務めた。町は時の趨勢に従ってアッシリアの支配下に置かれたが重税に苦しむを潔しとせず、フェニキア人と連合してこれに抗った。が、数世紀を経て東方から襲い来たったバビロニアの前に、繁栄を謳歌したティルスはついに敗れたのである。イザ23はその崩壊の幻を語るものである。

 ━━主はティルスについても託宣をくだした。
 キティム(キプロス島)からティルスへ帰りつつあるタルシシュの船団よ、泣き叫べ、もはやティルスの町も港も破壊され、灰燼に帰したのだ。フェニキアの民よ、シドンの貿易商よ、嘆け、シホルの穀物、ナイルの収穫を荷揚げして捌くティルスの港は失われ、これより先は交易も衰退してゆく一方となる。
 斯様な事態は誰によってもたらされたか。美しい都を汚し、繁栄と重用を地に貶めたのは、果たして誰であるか。━━わたしだ、あらかじめ構想していた歴史を実現させる一環として、わたしがティルスを斯くあらしめた。
 「主は御手を海に伸ばして国々を震わせ/カナンに命じて、その砦を破壊される。」(イザ23:11)
 が、再びティルスは顧みられる。人間の一生涯に等しい70年の後に。その頃の遊女の歌にうたわれているようになる。
 「七十年が終わると、主はティルスを顧みられる。そのとき、彼女は再び遊女の報酬を取り、地上にある世界のすべての国々を姦淫する。しかし彼女の利益と報酬は、主の聖なるものとなり、積み上げられも、蓄えられもしない。主の御前に住む者たちの利益となり、彼らは飽きるほど食べ、華やかに装う。」(イザ23:17-18)

 眠れぬ6月最後の日の朝にノートしたイザ23ですが、ここだけはどうしても簡単な解説が必要と判断し、ティルスについて書きました。仕方ありません、本章ではこれまで旧約聖書で語られることの殆どなかった地域についての<幻>に、一章が割かれているのですから。
 が、もう少し補足を加えようと思います。タルシシュはソロモン王の御代を語った王上10:22と代上9:21に既出、スペイン南部の港町であります。ここから出た船団がティルスの港で荷揚げしてイスラエルと交易していました。ゆえにティルスは「娘タルシシュ(新改訳では「タルシシュの娘」)」と呼ばれる。引用したなかにある「カナン」ですが、ここではフェニキアと同義であります。「シホル」はかつてのナイル川支流の一つとされますが、はっきりしません。



 今日覚えたことを明後日ちゃんとやれるかなぁ、と不安なさんさんかです。がんばってステップアップして給料を上げてゆかなければなぁ……。
 明日は休み。思い切っていつものスタバまで足を伸ばし、昨年書いて途中で放棄した小説を新たに書き始めました。3時間近く居坐ってしまい、ごめんなさい。第一稿を完成させることを目的に仕事帰りにちょこちょこ書き進められればいいな、と思うています。
 なお、『ウルトラQ』が今日終わりましたが、最終話のラスト10分で映像がブラックアウト、受信障害かと思うたが特になんのメッセージも無し。どうなっているんだ? ミニ・ドラマの結末がわからなかったではないか。一日も早いリピート放送を望みます。◆

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