第1113日目 〈エレミヤ書第22章:〈ユダの王に対する主の言葉〉with朝から聴くラテン・クラシックもなかなか良い。〉 [エレミヤ書]

 エレミヤ書第22章です。

 エレ22:1-30〈ユダの王に対する主の言葉〉
 ユダ王国は黄昏の時代にあった。時の王シャルム即ちヨヤキムは主の目に悪と映ることをことごとく行い、国を正しい方向へ導こうとしなかった。主の、王に対する言葉がエレミヤに臨み、かれは王宮に行ってそれを語った。主の曰く、━━
 王よ、自分が任された民のために、正義と恵みの業を行え。孤児や寡婦、都に寄留する外国人を苦しめたり、虐げてはならない。この地で無実の者の血を流してはならない。搾取されている者を虐げる者の手から救え。これらのことを実行するならば、国も都も平和を謳歌するだろう。が、これらのことを実行しないならば、わたしは自分に誓ってこの都を滅ぼす。わたしは滅ぼす者を聖別する。お前たちがその神、主との契約を捨てて他の神々、カナンの神々を拝み従った行為の結果を、この地を訪れた旅人は、荒廃したかつての王都の無惨な光景を見て知る。
 民よ、既に崩御した王のために泣くのではなく、ユダを攻めて都を占拠した敵によって引いて行かれる王のためにこそ泣け。なんとなれば、かれは二度とこの地を生きて見ることがないのだから。王は捕囚の地で、捕囚のまま死ぬ。
 王よ、お前の父は偉大だった。卑賤の者の声を聞き、正義と恵みの業を行おうと力を尽くした。が、お前はどうだったか。その目も心も不幸な利益を追い求め、無実の者の血を流し、虐げと圧政を行うばかりではないか。お前の死を嘆く者は一人もいない。
 ヨヤキムよ、わたしはお前をバビロニアの王ネブカドネツァルとカルデア人の手に渡す。お前とお前の母親は捕囚の地で死に、この地を二度と見ることがない。お前の跡を継ぐ王たちをわたしは放る。お前の子孫からは一人として、栄えてダビデの王座に就いてユダを治める者は出ない。

 ex;王下23:36-24:7,代下36:5-8、ヨヤキム王の記事。

 ヨヤキムというのがその王の名前。新改訳ではエホヤキム、本章ではシャルム。まったく、混乱しちゃいますよね。まあ、古代の書物ですし、諦めましょう。
 かれの時代はエジプトによって重税を課されていたため、増税をやむなくされて民の生活を圧迫させるのを余儀なくされていた時代でもありました。主の言葉にある「虐げと圧政」は、それを指すと考えてよいでしょう。しかしながらこのあとの歴史が示すように、既に時代の趨勢はエジプトから新バビロニア帝国に移っており、エジプトを宗国としていたユダも、ヨヤキム王の時代に帝国の属国となったのでありました。
 このヨヤキムは本章や並行箇所にあるように新バビロニア帝国の捕囚となって、かの地へ連行されます。主の言葉通り、かれが生きてユダの地を再び見ることはありませんでした。が、王下25:7にある如く、かれは捕囚となって37年目に解放され、バビロニアの賓客として遇されました。高齢となっていたであろうことから一種の恩赦だったのでありましょう。



 朝からドゥダメル=SJVSBのラテン・アメリカ音楽集を朝から聴いています。朝っぱらからこんなにアドレナリンを分泌させてどうするんでしょうね。いや、でも朝に聴くラテン・クラシックってけっこう爽快、かつワイルドですよ!! 昨夜の悩みが嘘みたいな気分です……。
 出勤中のみな様、行ってらっしゃい! おいらは今日は休みです。たいせつな想いに耽りながら、これからスターバックスへ出掛けるのだ!!!◆

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