第1115日目 〈エレミヤ書第24章:〈良いいちじくと悪いいちじく〉withいっしょにいてうれしい人と、……〉 [エレミヤ書]

 エレミヤ書第24章です。

 エレ24:1-10〈良いいちじくと悪いいちじく〉
 新バビロニア帝国による第一次エルサレム占領と、それに伴う第一次バビロン捕囚がされた後のこと、即ちユダ王国がその王位に最後の王ゼデキヤを戴いていた時分である。
 主の神殿の前に、いちじくの実が盛られた籠が二つ、置いてあった。一つの籠には初生りのようによく熟れた、非常に良いいちじくが。一つの籠には食べることもできないような、非常に良くないいちじくが。エレミヤはその前に立った。主の言葉が聞こえた。
 主の曰く、━━
 既に捕囚として連れて行かれた前王ヨヤキンを始め、ユダの高官たち、工匠や鍛冶職人、兵士たちを、わたしは一つの籠に盛られた良いいちじくのように見做して、恵みを与える。わたしはかれらに目を留め、恵みを与え、この地へ連れ戻そう。そうしてかれらに、わたしが主、神であることを知る心を与える。かれらはわたしの民になり、わたしはかれらの神になる。「彼らは真心をもってわたしのもとへ帰ってくる。」(エレ24:7)
 一方で、未だこのエルサレムへ残る者、即ちゼデキヤ王とその近臣、或いはエジプトに移り住んだ者らを、わたしは一つの籠に盛られた悪いいちじくのように見做して、かれらを、あらゆる国にとって恐怖と嫌悪の対象となるようにする。かれらはわたしが追いやったあらゆる国で、辱めと物笑いの種になり、嘲りと呪いの的となる。「わたしは彼らに剣、飢饉、疫病を送って、わたしが彼らと父祖たちに与えた土地から滅ぼし尽くす。」(エレ24:10)

 本章に目を通した後で、並行箇所となる王下24:8-17〈ユダの王ヨヤキン〉(第0432日目)をもお読みいただけると幸いです。ここに捕囚として連れられていった人々の詳細が書かれています(第14-16節)。この第一次エルサレム占領/第一次バビロン捕囚は、ヨヤキン王第8年の出来事であり、われらにもう少しわかりやすくいうと、前598年のことでありました。
 イチジクは聖書の舞台に程近いアラビア南部が原産とされ、不老長寿の果物とされていたこともある果実。クワ科イチジク属の落葉高木或いは果実であり、わが国では「無花果」とも「映日果」とも書く。そういえば以前、知る人からなにかのお祝いで、東京は井の頭公園の近くにあるイチジク料理専門店(だったかな)でご馳走になったことがありました。味や雰囲気など、とうに記憶から抜け落ちていて、きょう本ブログの原稿を書いていて突然この店の存在を思い出したのですが、このお店はいまでも営業しているのでしょうか。それ以前に、この店がわたくしの妄想の産物ではないことを祈りたいです。



 きょう、なけなしの勇気を振り絞った。どうか来てくれますように。フリーランスでありますように。これをきっかけに交際が始まりますように。……いっしょにいてうれしい人と、鼓動がやむその瞬間(とき)までいっしょにいられますように。
 キング「かわいい子馬」は最初から読み直しです。◆

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