第1256日目 〈エゼキエル書第43-44章1/2:〈主の顕現〉withモチベーションについて考える〉 [エゼキエル書]

 エゼキエル書第43章と第44章1/2です。

 エゼ43:1-44:3〈主の顕現〉
 測量が終わった青銅の人と一緒に東の門へ行ったわたくしは、そこで東方より来たった主の顕現した姿と出会った。それはもうずっと昔、ケバル河の河畔で出会ったときと同じ姿をしている(エゼ1:4-28〈エゼキエルの召命〉 第1207日目)。
 主はわれらの目の前で東の門から神殿へ入り、そこを栄光で満たした。そうして、主はいった、――ここはわたしの王座のあるべき場所、わたしの足の裏が置かれるべき場所だ、ここ、イスラエルの家の間に、わたしは永久に住む、と。
 「人の子よ、あなたはイスラエルの家にこの神殿を示しなさい。それは彼らが自分の罪を恥じ、神殿のあるべき姿を測るためである。もし彼らが行ってきたすべてのことを恥じたならば、神殿の計画と施設と出入り口、そのすべての計画とすべての掟、計画と律法をすべて彼らに知らせなさい。それを彼らの目の前で書き記し、そのすべての計画と掟に従って施工させなさい。」(エゼ43:10-11)わたしはあなたに、山の頂の神殿についての律法を与える。周囲と隔絶されたこの領域は、すべてに於いて最も神聖な場所である。
 それから青銅の人は、祭壇と祭壇廻りの備品を採寸し、造作を指示した。
 次いで主は献げ物について語った。曰く、――
 ツァドク直系のレビ人の祭司のみがわたしに近附き、献げ物をささげることができる。人の子よ、あなたはかれらに贖罪の献げ物として、若い雄牛を与えよ。その血を取り、祭壇の4つの角と土台の四隅、周囲の縁に注いで、清めて贖え。贖罪の献げ物である若い雄牛を連れて外へ出て、聖所の外の神殿の定められた場所で焼け。それが、焼き尽くす献げ物についての決まり事、律法である。
 焼き尽くす献げ物をささげた翌日、無傷の雄山羊を贖罪の献げ物としてささげ、焼き尽くす献げ物と同じようにして祭壇を清めて贖え。それが終わったらば、無傷の若い雄牛と無傷の若い雄羊をささげよ。祭司たちがそれをわたしの前に、焼き尽くす献げ物としてささげる。これを7日間、繰り返す。
 8日目以後、焼き尽くす献げ物と和解の献げ物が祭壇にささげられる。それを以てわたしはあなたたちを受け入れる。
――と、主は献げ物について斯く語った。
 青銅の人は聖所の東側に面した、いまは閉じられている門の外へ、わたくしを連れ戻した。そうして、いった。この門は閉じられたままにしておく、なぜならば、イスラエルの神、主がここから神殿へ入ったからである。何人もこの門を開けたり、君主一人を除いてはここを通ったりしてはならない。但し君主と雖も直接入るは罷り通らず。門の廊から入り、門の廊から出なくてはならない。

 献げ物については「レビ記」の該当章、もしくは注釈書や辞書の類を参照頂きたく存じます。献げ物についてわずか9節のみ触れられているのは、過去に律法として規定された事柄であるせいでありましょう。
 献げ物についてのみならず、主の坐す場所についての描写も然りですが、論旨がとても明快で、簡潔で豊かであります。それでいて奥が、ぐっ、と深い。わたくしは本章をとても楽しく読みました。



 「職場に好きな人がいないと、仕事のモチベーション上げられないタイプでしょ?」そう曰った方がいらっしゃる。「そんなんじゃ駄目だよ」
 わたくしはその方をとても尊敬しておる。もう二度と会うこと叶わぬ方だけれど、すべてに於いて心服できる方であった。その方が仰ったこと。
 が、と、わたくしはささやかに抵抗する。それが駄目ならこの世は闇だぜ、と。皆が腹の底で企んでおられた通りに退職へ追いこめたのだから、なべて世は事もなし、じゃない?
 また、ご存知のように、本ブログは一昨年から昨年に掛けて、丸一年、休載を余儀なくされた。原因はこちらの怠慢にある。辛うじて11月後半から再開し、数度の心衝(=心傷)により数日程度のお休みもしたが、なんとか続けてこられた。
 が、と、わたくしはささやかに反省する。休載以前のようなモチベーションが取り戻せない、と。ノートを見ても充実度の低下は目立ち、掲載用の原稿を書いても今一つ不完全燃焼であるのは否定できず。更新が終わったあとも、心のすっきり晴れた例しはあまりない。
 むろん、一切の手抜きはしていない、とだけは申し上げておく。以前同様、読んで読んで読んで、考えて感じて、そうして調べて、ようやくノートを取り/下書きの筆を執り、を繰り返す日々。もっとも、ときどき<酒とバラの日々>になるのが玉に瑕だが……。
 近頃不眠症気味なのも、もしかしたら、こんなモチベーションに起因しているのかも、と思うたりする。◆

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