第1279日目 〈ダニエル書第7章:〈四頭の獣の幻〉withこの間の夜のこと。〉 [ダニエル書]

 ダニエル書第7章です。

 ダニ7:1-28〈四頭の獣の幻〉
 ベルシャツァル王第3年、ダニエルは夢を見た。それはこういうものであった、――
 風に荒れる大海のなかから4頭の獣が現れた。1頭目は獅子の如く、2頭目は熊の如く、3頭目は豹の如くで、いずれも凶暴であったが、4頭目は抜きん出ていた。
 それは鉄の牙で噛み砕き、強靱な足で踏みにじった。10本の角を持っていたが3本が抜けてそこから人間の目と口をもつ小さな角が生えてきた。その口は、裁き主たる<日の老いたる者>が王座に就く、その裁き主は王座に就くと巻物を繰り広げる、と語った。角に生じた口は他にも尊大なことを語ったが、その間に殺され、死体は裂かれて焼かれた。
 天の雲に乗った<人の子>が<日の老いたる者>の前に立つと、かれは<人の子>に威光や王権を譲り渡した。<人の子>の前に全地の民は仕え、その支配、その統治は永遠に続く。
――わたくしはこの夢を書き留めた。が、不安は消えない。
 そこで、或る人にこの夢の意味を訊ねてみた。かれの曰く、4頭の獣は4人の人間の王、かれらは地上に起こるが倒れてゆき、いと高き者の王国による永遠統治が始まる、と。
 わたくしは更に、4頭目の獣について訊ねた。かれの曰く、それは4頭のなかでいちばん強く凶暴で、それゆえその口は尊大なことを語り、聖者たちと戦うも<日の老いたる者>の裁きによって破れ、時が来たことで己のものであった威光や王権をいと高き者に仕える聖者たちへ譲るのである、と。
 かれはいった、――第4の獣は地上に興る第4の国、これは全地を蹂躙する。10人の王のあとに1人の王が立ち、それにより3人の王が倒れる、かれはいと高きものに反逆して聖者たちを捕らえるが、然るべき時に裁かれる、そうしてかれはすべてを奪われて滅びて終わる、と。「天下の全王国の王権、権威、支配の力/いと高き方の聖なる民に与えられ/その国は永久に続き/支配者はすべて、彼らに仕え、彼らに従う。」(ダニ7:27)
 わたくしはこの言葉に恐れ、悩み、顔色を失うぐらいに不安になった。が、わたくしはこの言葉を心に留め置いた。

 「ダニエル書」第2部の開幕です。ここでは専ら、ギリシアの王によるユダヤの蹂躙と、かれらが君臨する邪知暴虐の時代のあとはユダヤの神による永遠統治の時代が訪れる、そうしてそれは不滅である、ということが語られます。
 本書後半は同じ話題が前半と後半で語り直されることもままあり、それゆえ退屈と混乱を生じかねませんけれど、これが黙示文学であり、象徴的な物言いがされるのは黙示文学の特徴だけれど中心を貫く主旨は一本でそれはけっして揺るぎなきものであることだけ、胸に留めておけばよいと思います。



 数年前のGW、イヴェントのバイトで知った人と初めて二人きりのご飯をした。なにを話したか、よく覚えていない。今年もその人はわれらが出会ったイヴェントにて改札のバイトをする由。来年は二人で、と約束したが、どうなるか神のみぞ知る、だ。でも、次のご飯の約束は無事に果たされるだろう。そのときは翻訳の相談もしないとな。才能がある人って魅力的ですよね。◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。