第1407日目 〈創世記第6章:〈洪水〉1/3withS.キング『11/22/63』購入に寄せて。〉 [創世記]

 創世記第6章です。

 創6:1-22〈洪水〉1/3
 地上に人間が多くなり、女も増えた。神の子らは人間の美しい娘をそれぞれ妻とし、ネフィリム(巨人)を拵えた。ネフィリムは太古の名高き英雄たちである。
 主はこうした様子に、自分の霊は人間のなかに留まるべきではない、と考えた。人間は肉にすぎないのだから。――こうして人間の一生は120年と定められた。
 地上に人間の数が増えるにつれ、かれらの間には悪が芽生えて幅を利かせ、かれらの心はいつも悪を企むまでになった。
 主はこれに心を痛め、かつて自分に似せて人間を創造したことを後悔した。いまや地は堕落と不法に満ちていた。人はこの地で堕落の道を歩んでいる。そうして遂に神は、生きとし生けるものを地より拭い去ることに決めた。

 これはノアの物語である。
 神に従う無垢なる者は、その世代でノアただ一人であった。主の好意を得ていたノアは、神の企てを聞き、難を免れるための方舟建造の指示を受けた。
 ノアへの神なる主の言葉、――
 「見よ、わたしは地上に洪水をもたらし、命の霊を持つ、すべて肉なるものを天の下から滅ぼす。地上のすべてのものは息絶える。/わたしはあなたと契約を立てる。あなたは妻子や嫁たちと共に箱船に入りなさい。また、すべて命あるもの、すべて肉なるものから、二つずつ箱船に連れて入り、あなたと共に生き延びるようにしなさい。それらは、雄と雌でなければならない。(中略)更に、食べられる物はすべてあなたのところに集め、あなたと彼らの食糧としなさい。」(創6:17-19,21)
 ノアは神に従ってその指示を実行した。

 方舟の建材はゴフェルの木。長さは300アンマ、幅は50アンマ、高さは30アンマ。上から1アンマの所に明かり取りを作り、船の両舷には戸口を設けよ。船内は三層とし、幾つもの小部屋を作ること。外にも中にもタールを塗ること。
 「アンマ」という単位は本ブログにて何度も触れたところでありますが、旧約聖書ではここが初出なので、改めて。1アンマは約45センチ。つまり長さは約135m、幅は約22.5m、高さは約13.5mとなります。
 ゴフェルの木というのがどんな木であったのかはわかりません。というのも、ゴフェルの木は創6:14でのみ聖書では言及される木だからであります。ただ察するに、洪水前の地上に於いて船を造るに最も適した頑丈で耐水性ある木だったのでありましょうね。これがなんなのか不明なのは、ちょっと残念な気がいたします。
 ところで――ノアっていったいどこに住んでいたのでしょうね?



 スティーヴン・キングの新刊を買ったよ! ケネディ暗殺を扱った時間改変ものの長編『11/22/63』(文藝春秋)です。これの原書ハードカバーを持っているけれど、結局途中まででやめてしまったっけ。『IT』で描かれた事件をバーテンダーが語る場面だったか。
 自分の誕生日がケネディ暗殺と同じ日であることからこの事件には興味を持っていました。祖父が遺したケネディの伝記本を貪り読んで以来、エッセイなり小説なりで自分なりにこの暗殺事件を描いてみたいな、と思うたことも真剣にあったのですが、お察しのようにいつの間にやらそんな夢想はどこかへ消えてしまいました。が、こんな風に書いていると、またぞろ興味が湧いて出て来て、……性懲りもなく書いてみようかな、なんて考えてしまうからまったく以て質が悪い。
 えへ、っと笑ってごまかして、さっさと筆を擱くことにしましょう。
 ではまた明日。ちゃお!◆

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