第1422日目 〈創世記第19章1/2:〈ソドムの滅亡〉with一ブロガー、アクセス数とかについて考える。〉 [創世記]

 創世記第19章1/2です。

 創19:1-29〈ソドムの滅亡〉
 主と別れた2人の御使いは夕方になってソドムへ到着した。ロトは町の入り口の門のところに坐っているとき、2人の御使いが来るのを見た。ロトはかれらをおもてなししようと、どうぞわたくしの家に宿泊して疲れを癒してください、といった。広場で夜明かしするつもりだったかれらは、ロトの重ねての勧めに応じた。ロトは酵母の入っていないパンを焼いて供した。
 御使いたちがまだ床に就いていない刻。ソドムの男たちが一人残らずロトの家へやって来て取り囲み、ロトに詰め寄った。――夕方、町に来た2人を出せ。嬲り者にしてやる。
 ロトは連衆に、乱暴なことはしないでほしい、といった。代わりに2人の娘を渡す、好きにするがいい。だから今宵の客人に手を出すのはやめてほしい。
 が、町の男たちは聞こうとしなかった。
 そのとき、御使いたちが戸口のロトを引っ張って家のなかに入らせた。家を取り囲む連衆には目潰しを喰らわせた。そうしてかれらは自分たちの目的をロトへ伝えた。――われらは主によりここへ派遣されて、このソドムの町を滅ぼしに来た。身内の人がいるなら、早く連れて逃げなさい。
 ロトは親族にその旨伝えた。が、娘婿たちはそれを冗談と思うた。ゆえにかれらは危難を避け得なかった。
 夜明けの刻。御使いたちは再び、早く妻と2人の娘を連れて逃げなさい、といった。
 その期に及んでまだロトは脱出をためらっていた。主は憐れんで、2人の御使いにロトの手を取らせて外へ出させた。郊外まで来たとき、主はいった。――全力で逃れよ、後ろを振り返るな、低地には留まらず山へ逃げこめ、そうでないと滅びることになる。
 逃げるなか、ロトがいった。――主よ、山までは無理です、せめてあの小さな町で勘弁してください、あすこへ逃げ延びてソドムの滅びから免れさせてほしい。主は諾い、その町をツォアル(「小さな町」)と名附けた。主はロトがそこへ逃げこむまで、ソドムに手を下さなかった。ツォアルへは太陽が昇った頃に到着した。
 そうしていよいよ主の怒りがソドムとゴモラの上に降った。その轟音の凄まじさにロトの妻は振り向き、塩の柱となった。「主はソドムとゴモラの上に天から、主のもとから硫黄の火を降らせ、これらの町と低地一帯を、町の全住民、地の草木もろとも滅ぼした。ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になった。」(創19:24-26)
 ――その朝早く、アブラハムは主と対面した場所に立ち、あちこちから煙が上がる低地一帯を眺めた。ソドムとゴモラ、その低地一帯の町はいずれも滅びて、消えた。
 主なる神はアブラハムを心に留め、ロトを破滅のただ中から巣喰った。

 間違いなく旧約聖書前半最大級のクライマックス。じっくり読んで味わっていただきたい。このあと延々と罪の象徴、堕落の代名詞として語り継がれてゆくソドムとゴモラの物語はこれである。正しい者がわずかでもいるならば滅ぼさない、と約束されたソドムは自らの住民の暴虐ゆえに滅びのボタンを押してしまった。嗚呼!
 なお、ロトの妻がソドムを見舞った災禍の轟音に驚き、思わず振り返った(と、さんさんかは解釈します)――すると塩の柱になってしまった。現在も死海南岸には塩柱が多数見られるといいます。わたくしは中東に行ったことがありませんので仄聞する限りですが、ロトの妻の話と重なる点があって、意欲のある方は調べてみると面白いと思います。



 一介のブロガーとしてやはり日々のアクセス数は気になってしまう。この一ヶ月強というもの、アクセス数は一日平均500というところで、それはずっと続けてきてようやく達した大台でもある。ブログ開設一ヶ月とか一年で万の単位を叩き出すブログもあるそうで、まこと、羨ましい限り。しかし、そこにはブログの性格も反映していよう。
 ライフ・ハックや趣味のブログでは一日1,000のアクセス数を記録し、職業ブロガーでなんとか生活してゆけるだけのお金を稼ぐ方法も、確かにあるとのこと。が、いったいわたくしの本ブログがそれだけの記録を連日出してゆけるものであろうか。そうなればいい、という希望はある。一方で、見果てぬ夢さ、と苦笑して諦めてしまう現実も存在する。
 アクセス数さえ稼げれば道は開けるように思うのだけれど、どうやれば本ブログのアクセス数を伸ばすことができるのだろう。わたくしとしては地道に毎日更新してゆくより考え付かないし、結果としてそれがいちばんの近道なのだろうけれど、5年掛けてようやくアクセス数が平均500前後をうろうろするようになったことを考えれば、おそらく新約聖書が終わる頃にやっと平均700を視野に入れるか辛うじてそこに達したか、という程度であるまいか。それまではいまの読者を失うことなく続けて行くことができるように頑張る。でも、それしかないのだ。続けてゆくことこそいちばんのPRであることを、たぶんブログを毎日更新している人は知っているはずだ。
 一度ハック系のブログを運営する人とメールのやり取りをした際、このアクセス数のことを話したら呵々大笑して志の低さ、ブログの質の低さを揶揄されたっけ。まぁ、斯様な視点を持つ人が見ればそう映るし、それでも毎日熱心に訪問してくださる読者諸兄が――その人にしてみれば微々たる数の存在だそうだが――いるのは、それなりに魅力あるブログなのであろう、と自讃し、かつ独り無聊を慰めている。
 現在の質を維持して、更新ペースを崩さず、地道にアクセス数を上げることも目標として、これからも本ブログの運営をしてゆくので、どうぞ宜しくお願いします。
――みくらさんさんか拝◆


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