第1428日目 〈創世記第24章:〈イサクとリベカの結婚〉with『SKE48のエビフライデーナイト』が始まりました。〉 [創世記]

 創世記第24章です。

 創24:1-67〈イサクとリベカの結婚〉
 サラ亡きあとの或る日、アブラハムは家に長く仕えて全財産の管理を任せている家僕を呼んだ。息子イサクの嫁をわが父の故郷で探し、連れて来るように。イサクの嫁はカナンの娘であってはならない。アブラハムは家僕にそういった、もしその娘がここへ来るのを拒んだら、お前の役目はそこで終わる。お前の、わたしへの誓いはその場で解かれる。嫁となる娘がここへ来るのを拒んだからとて、けっしてイサクをかの地へ連れてゆこうなどと考えてはならぬ。神はこのカナンをわたしの子孫に与える、と約束したからだ。
 家僕は主人に誓い、あずかった高価な贈り物と選んだらくだ10頭を携えて、アラム・ナハライムのナホルの町へ出発した。女たちが水汲みに来る夕方、かれはらくだをナホルの町の外れにある井戸の傍らで休ませた。そうして、祈った。――わたくしは水汲みに来た娘の一人に、水を飲ませてほしい、と頼みます。その娘が、いいですよ、どうぞお飲みください、らくだにも飲ませてあげましょう、と答えたら、どうか主人アブラハムの神よ、あなたがその娘をイサクの嫁と決めた、ということにさせてください。そのことによってわたくしは、あなたが主人に慈しみを示したことを知るでしょう。
 ……そこへリベカという名の娘がやって来て、泉に下りて水瓶を満たした。家僕はリベカに駆け寄り、水を飲ませてほしい、と頼んだ。すると彼女は、いいですよ、どうぞお飲みください、と答えた。らくだにも飲ませてあげましょう。そうしてリベカがらくだに水を飲ませている間、家僕は黙って事の経緯を見守っていた。らくだが水を飲み終えると、かれは贈り物のなかから金の鼻輪と金の腕輪2つをリベカに渡した。
 家僕はリベカに訊いた。あなたはどこの家の娘さんなのですか。今夜、あなたの家はわたくしを泊めてくれるでしょうか。
 わたしはナホルとミルカの子ベトエルの娘リベカです、わたしの家はあなたを泊めることになんの不都合もありません、と、彼女は答えた。
 それを聞いた家僕はひれ伏した。主人の神はわたくしの旅路を導き、主人の一族の家へと辿り着かせてくれました。
 リベカは急いで母の家に帰り、兄ラバンにこのことを報告した。ラバンはすぐに家僕がいる町外れの泉のところへ走ってゆき、まだ立ったままのアブラハムの家僕を迎えた。そうして家に同道し、食事を整え、歓待した。食事の席で事の次第を語り聞かせられたラバンとリベカの兄妹は、アブラハムの申し出を受け入れた。
 「このことは主の御意志ですから、わたしどもが善し悪しを申すことはできません。リベカはここにおります。どうぞお連れください。主がお決めになったとおり、御主人の子息の妻になさってください。」(創24:50-51)
 家僕は主人から託された金銀の装身具や衣装をリベカに、高価な品物をラバンとかれらの母に贈った。その夜、家僕はおもてなしを受け、家に泊まった。
 翌朝、家僕はカナンへの帰途に就いた。リベカとその乳母がかれに従った。リベカをあともう少しの間手許に置いておきたいと願うラバンたちであったが、リベカの意思を受けてその朝、家僕と共にカナンへ発たせたのである。かれらは出発した。
 ――ネゲブ地方に住んでいて、ちょうどベエル・ラハイ・ロイから帰ってきたイサクは、宵闇迫る頃、野原の向こうから近附いてくるらくだとその上の人の姿を認めた。ほぼ同時にらくだの上のリベカも、こちらを見るイサクに気附いた。野原を歩いてくるあの方は何方ですか。リベカはらくだから降りて、傍らの家僕に訊ねた。あれこそわが主人の息子イサクです、とかれは答えた。帰還した家僕から報告を受けたイサクは、ベールをかぶったリベカを母サラの天幕に案内した。
 「彼はリベカを迎えて妻とした。イサクは、リベカを愛して、亡くなった母に代わる慰めを得た。」(創24:67)そのリベカは「際立って美しく、男を知らない処女であった。」(創24:16)

 ここまで罪と血の臭いをそこかしこに漂わせ、ややダークな面を見せてきた感の強い「創世記」にあって、本章は殆ど初めてわれらが読む牧歌的な雰囲気に包まれた挿話であります。イサクとリベカの出会いが最後に置かれているので尚更そう感じるのかもしれません。ほっと一息のつけるあたたかで誠実な一章といえましょう。これを読んでいてわたくしは、ふっ、と、『古事記』にある神武天皇の妻乞いの物語を連想しました。突飛な連想かも知れませんが、両者には通じ合うものがあるように思います。
 アブラハムは息子イサクの嫁にカナンの娘は相応しくない、と判断しました。というのも、カナンの地こそアブラハムの子孫に与えられる<約束の地>であるからです。ゆえにエジプトにて使役されていたイスラエル人たちはモーセを頭に脱出してそこを目指し、荒野の40年のあとヨシュアの指導の下“乳と蜜の流れる地”カナンへの入植を果たしたのでありました。神の民は神の民とこそ結ばれるべきである、それが神の民であるかれらの役目である、とアブラハムの神はいうのであります。とはいえ、時代が下るにつれてイサクの子孫たちはカナンの先住民を初めとする異教の娘と雑婚して、神の怒りを買うことになるのですが……。
 アブラハムの家僕が辿り着いたアラム・ナハライムは北シリアの一部を成す地方で、ユーフラテス川上流地域の東側に広がっております。おそらくアブラハムの兄弟ナホル一族が住まい続けた町でありましょう。
 イサクが帰ってきたばかりであるベエル・ラハイ・ロイは、かつてかれの母サラが夫に召すよう進言した女奴隷ハガルが、女主人の虐めに遭って逃げ出した際、主の御使いと出会った場所であります(ex;創16:7-14)。



 右肩の痛みにのたうち回って唸り続け、それでもどうにか今日の原稿を書き終えたことに感謝しているさんさんかです。
 『SKE48のエビフライデーナイト』が日テレ系列で始まりました。番組趣旨を事前に知ったさんさんかは、だいじょうぶかぁ……? と思わず天を仰ぎました。MC大久保佳代子がSKE48を鍛えて、独断と偏見に満ちた人選で新しいバラエティ番組を作る。
 ――バラエティ苦手集団としては芸能界随一のSKEですよ? 正直、番組が成り立つのか、と不安でしたが、それは杞憂であるとわかってよかった! 松村香織へのメンバーの容赦なきルックス採点やMCと松村の絡みなど、これまで見たことのないSKE48の魅力が満載の番組でありました。大久保佳代子のMCとしての技量の高さに敬服するばかりの30分。大矢真那のコマネチや木本花音の毒舌を開拓など、優等生集団であった彼女たちがこの番組を通じてどんな風に化けるか、早くも期待度大。
 なによりもうれしかったのは、向田茉夏のセンター抜擢かな。やる気のなさが買われた、という非常に彼女らしい理由なのだが、2列目にSKE48イズムの体現者2人(JRコンビ)が並び、更に3列目にアクの非常に強いメンバーがぶうぶういいながら前に出て来る(であろう)なかで、茉夏がどれだけ――願うならば良い方向に――変化してくれるかが楽しみ。でも、変わってほしくない気持ちも一方には相当強くあり……。むぅ、複雑であります。
 さて、これの予約更新を終えたら、もう一度観るとしようかな。◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。