第1456日目 〈創世記第39章:〈ヨセフとポティファルの妻〉with痴話喧嘩には程よい時間?〉 [創世記]

 創世記第39章です。

 創39:1-23〈ヨセフとポティファルの妻〉
 エジプトへ連れて来られたヨセフは、ファラオの宮廷の侍従長ポティファルに買われて、その所有となった。
 主がヨセフと共にいた。主がかれのすることすべて上手く計らったので、やがてポティファルは家の管理をすべてヨセフに委ねた。財産すら信置くヨセフに委ねたため、ポティファルは自分が食べるものを除いて家のことは一切気にかけなくなった。
 「主はヨセフのゆえにそのエジプト人の家を祝福された。主の祝福は、家の中にも農地にも、すべての財産に及んだ。」(創39:5)
 眉目秀麗、体格立派なヨセフをポティファルの妻が誘惑した。かれは彼女を退けた。いまやこの家ではわたしの上に立つ者はありません。わたしの意のままにならぬものはありません。しかし奥様、あなたは別です、あなたは御主人様の妻なのですから。「わたしはどうしてそのように大きな悪を働いて、神に罪を犯すことができましょう。」(創39:9)
 以後も彼女はヨセフを誘惑したが、かれはそれを無視して退けた。
 彼女は策を講じた。家に誰もいないのを見計らって、彼女はまたヨセフを誘惑した。が、かれは逃げた。自分の着物を彼女の手に残したまま。そこで彼女は、戻ってきた家の者らを呼び、ヨセフを詰った。この家にいるヘブライ人に私はいたずらされた。悲鳴をあげたらかれは急いで逃げていった。ご覧、この着物がなによりの証拠だ。――彼女は帰宅した夫にも同じことをいった。あなたの奴隷が私を犯そうとしたのです。
 ポティファルは妻の言葉を信じた。怒ったかれはヨセフを捕らえ、王の囚人をつなぐ監獄へ送りこんだ。
 が、ここでも主がヨセフと共にいた。かれに恵みを施し、監守長の目にかなうよう、主がかれを導いた。ヨセフは監守長の信を得、囚人を皆委ねられ、獄中のことはすべてかれが取り仕切るようになった。監守長はその信ゆえに、ヨセフへ委ねたことは一切目を配らなくても良かったのである。
 「主がヨセフと共におられ、ヨセフがすることを主がうまく計らわれたからである。」(創39:23)

 意のままにならぬ使用人に濡れ衣を着せて監獄(刑務所)送りにしたポティファル妻。これはおそらく文献に見る初の冤罪ではないか。
 無実の人間を標的に、気に喰わぬからてふ理由を以て罪人に仕立てあげられることは、いまも昔もよく聞く話であったらしい。ヨセフが立派であるからこそ、この挿話は一際彩りを放ち、読む者の胸に(なんらかの形で)悪くも残すことになる。わたくしにも――濡れ衣を着せられスケープゴートにされたことある身のゆえに愛着ある挿話となっている。



 夜中です。痴話喧嘩には程よい時間なのかもしれない。が、だからというて寝静まった住宅街でカップルが喧嘩するのはやめていただきたいものですな。
 「返して」だか「帰って」だか、女性はもう涙混じりのヒステリックな口調になっているので判然としかねる上、男も「ああ、なら警察呼べよ。あすこ歩いている人(註;さんさんか)に電話してもらうか」といったり、大声で叫き散らして、もううるさいことこの上ない。サファリ・パークの方がまだ静かじゃ。
 あのカップルは遭遇から既に1時間半が経過したいまも、坂の下で喚き散らし、泣き叫び、互いを罵り合っている。よくそれだけの体力と悪態つけるボキャブラリーをお持ちであることよ。呵々。そろそろ誰か、警察呼んでくれ。安眠妨害じゃよな。
 明日休みだから年末調整の書類を書かねばならぬのに、寝不足の状態で明日一日貴重な休みを過ごさせないでくれよ? でもまぁ、喧嘩する相手がいるだけかれらの人生は吉なのかもしれぬな。◆

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