第1479日目 〈出エジプト記第5章&第6章1/3:〈ファラオとの交渉〉withあなたのお願い事を聞かせてください。〉 [出エジプト記]

 出エジプト記第5章と第6章1/3です。

 出5:1-6:1〈ファラオとの交渉〉
 イスラエルの長老たちを説得したモーセとアロンは、そのあとファラオの前に出て、いった。イスラエルの神がわたしの前に出現して、こういいました。わたしの民を3日の道程にある荒れ野へ行かせて、わたしのための献げ物をささげる祭を行わせよ、と。それができないと、わたしたちは疫病か剣で滅ぼされてしまいます。
 ヘブライ人の神なぞ知ったことか。ファラオは憤って、そういった。どうして奴隷を労働から引き離さねばならぬのか。エジプトの人口が増えているのに、どうしてヘブライ人に労働をやめさせようか。さあ、お前たちも早く自分の仕事に戻れ。
 その日、ファラオはイスラエルの民を追い使う者と下役の者に命じた。今後、ヘブライ人にレンガ作りのための藁(わら)を支給するな。藁はかれらに探させよ。一日の仕事量を減らすことなく、生産性を落とすことなく、かれらにレンガを作らせよ。連衆は根が怠け者にできているのだ。だから仕事をサボリ、どうか自分たちの神に献げ物をささげさせに行かせてほしい、などと戯れ言を抜かすのだ。厳しく当たれば偽りの言葉に心を寄せることもなくなるであろう。
 ファラオの命令はただちにイスラエルの民へ伝えられた。一日の仕事量が予定に達しないと、イスラエルの人々の下役の者は(エジプト人の)追い遣う者に打たれた。
 それは過酷な重労働であった。或るとき、下役の者らが立ってファラオの前に出た。
 どうして王様は僕にこんなことをされるのですか。かれらはファラオに訴えた。間違っているのはあなたの民の方です。
 これにファラオは憤怒した。この怠け者どもめが。いますぐ戻って働け。割り当てられた量のレンガは必ずその日のうちに仕上げることは忘れるな。
 ――このファラオの言葉で、下役の者らは自分たちが苦境に陥ったのを知った。かれらは宮廷から出たところに立っていたモーセとアロンに駆け寄り、抗議した。あなたたちのせいだ。あなたたちのせいで、われらは王にも家来にも嫌われてしまった。われらを屠る剣を渡したも同然だ。
 モーセは主の許へ帰り、いった。ファラオはますますわれらを苦しめているというのに、なぜあなたはご自分の民を救おうとはされないのですか。
 あなたはもうすぐわたしがファラオに降す災いを見ることになる。そう主が答えた。わたしの強い手により、かれはわが民を国から追い出すことだろう。

 このあと何度も続くファラオとの交渉の最初であります。このまま読み進んでいけば、基本的にモーセ&アロンとファラオの立ち位置、態度に変化はないことにお気附きいただけましょう。
 イスラエルの下役の者たちがいうた台詞、かれらにわれらを屠る剣を渡したも同然、とは、逆にいえば、この先われらイスラエルはエジプト人になにをされても可笑しくない、ということ。
 つまり、生殺与奪権を相手方に与えてしまった。イスラエルの人々が置かれていた状況を余すところなく語り得た台詞であるように、さんさんかには思われてなりません。



 あなたのいちばんのお願い事はなんですか? 振り向いて笑ってくれたなら、それはとってもうれしい出来事に違いない――歌おう、感電する程の幸せを!!
 お願い事、……わたくしは<再会>です。この季節になると必ず思い出す人、
 生涯添い遂げたく思うたった一人の存在。シューベルトの年に出逢ったかの人との。

 ――僕らずっと共に生きよう、永遠なんていわないからさ、鼓動止むそのときまで。SMAP「STAY」より◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。