第1553日目2/2 〈楽しみにしていた旅行をキャンセルしなくてはならないのは、……〉 [ウォーキング・トーク、シッティング・トーク]

 楽しみにしていた旅行をキャンセルしなくてはならないのは、とっても残念な出来事であります。それが当日の朝になってのことであり、かつ今年に入ってから計画して宿の手配などもすべて済ませた、年に一度の家族との旅行とあれば、尚更です。いまさんさんかは降り続ける雨の音を聞きながらiMacに向かってこの原稿を書いています。
 1人で昼ご飯を食べ、テレビを観て、1人で夕飯の食事をして食べるなんてこと、馴れていないのですよ。家族がいつも一緒にいる光景が当たり前になっていたから。昼ご飯はともかく、夕飯はね、一人分を作るのってけっこう難しいことなんだ、とお米を研ぎながら溜め息し、おかずを作りながらまた溜め息し。そうして食べるのは、なんだかとっても空しくて、淋しいよ。
 そんな自分の頭のなかでリピート再生されているのは、山崎まさよしの〈One more time,One more chance〉。これが途切れることなく再生されて、一軒家に1人いて体調宜しからざる我の心の孤独を更に深くし、冷たくする。この家、こんなに広かったかな?
 あと何日かすれば、みんな帰ってくる。煩わしくもなににも代え難い家族が、帰ってくる。災難に巻きこまれることなく、事故を起こしたり怪我をすることなく、盗難に遭うこともなく、無事に、「楽しかった」という顔で<ここ>に帰ってきてくれれば、まずはそれで十分。
 わたくしは祈る、愛する家族の無事を。無事の帰りを。土産話を聞かせてくれるその瞬間の訪れを。◆

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