第1640日目1/2 〈天下布武、ならず。──総選挙を観終えたあとの気持ち〉 [ウォーキング・トーク、シッティング・トーク]

 こうした文章を書いても足を停める人が少ないのはわかっている。去年に比べて今年は、今一つ気持ちが盛りあがっていないのだから、本当は書くべきではないのかもしれない。
 しかし、気持ちが盛りあがらないなりにも結果については何かしらの発言をするべきと思うのだ。従って今回は特別に、AKB48G選抜総選挙について一稿を認めることにした。

 まずは5位の総大将れなひょんこと松井玲奈さん、会場のファンへのあたたかな労いの言葉、ありがとうございました。数日前宣言したように多摩川の向こうにある会場へ出掛けることはなかったけれど、この寒雨降りしきるなか何時間も野外会場でグループを応援し続けた人たちへの言葉は、夕食を摂りながらスカパー!と地上波を交互に観ていたわたくしにも、「じん」と来ました。
 屋内に在ってテレヴィ越しに様子を観ている者でさえそうだったのだから、会場にいて推しメン以外へも声援を送り続けた人たちの心をあたためたに違いない。あなたがSKEにいてくれて良かった。あなたは栄を応援するわれらの良心です。われらの誇りです。

 そうしてなによりも教祖さまこと大矢真那さん、おつかれさまでした。30位。おめでとうございます。今年も信者は団結しました。
 総選挙では無駄に強い、と何年も前から揶揄されておりますが、お茶の間への知名度はあっても圏外なメンバーもいるなかで、メディアへの露出が殆どない教祖さまが5年連続でアンダーガールズ入り、しかも順位の変動が殆どないという、奇跡というか偉業というか開いた口がふさがらないというか、まぁなんていうかその、アレな点で、やはり教祖さまは大宇宙の真理を司る方ではないのか、あらゆる宗教や人種や文化や言語を超越した全能神ではないのだろうか、との疑いが濃厚になってきたりして、それなりに長くみんなみんな教にお布施してきた者としては今後の身の振り方に悩んでしまうわけです。
 今年2014年も(恒例の)あなたの肉声が聞けて良かった。こちらこそ、ありがとうございました。非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。さぁ、来年の総選挙に向けて真那コミュニティ、始動しましょう! あなたはそこにいてくれるだけで良いのです。

 そうして絶対的エースにして不動のセンター、松井珠理奈さん、速報3位に期待しましたが、上位3人に食いこむことがどれだけ困難なのことなのか、今年のあなたは身を以てわれらに教えてくれたました。
 あなたのスピーチを聞いて、われらは俄然奮起することでしょう。「来年こそはっ!」と。必ずわれらは来年、あなたを総選挙1位にする。じゃんけんセンターとの2冠を達成しよう。そうして、<玲奈ちゃんと天下布武!>を期待したい。

 ──もし向田茉夏が在籍していて、総選挙に立候補していたらどうなっていただろうか? 卒業直後の流出事故(本当に事故だったのかしら?)により一気にファン離れを加速させた彼女だが、それがいったいナンボのものであろうか。もう彼女は卒業して一般人になったのだ。事情がどうあれ経緯がどうあれ、市井の幸せを全うしてくれればそれでいいではないか。残像にしがみつく程哀れで残酷なことはないぜ、と、25年前に失った婚約者を未だ思うわたくしは自己の経験を踏まえて、斯く言うておく。
 歴史に「if」は禁物である。が、人間は想像する生物である。ゆえに、もし在籍していて立候補していたら、と夢想する。教祖さまと同じくアンダーガールズ入りしていたかもしれないな。選抜16人のなかへ入るのはたぶん無理だろうけれど、そこそこ妥当な順位に収まっていたのではないだろうか。名前を呼ばれてマイクの前に立ち、スピーチする向田茉夏をもう一度観たかったな。

 ……2014年の選抜総選挙が終わった。
 顧みれば多くのSKE48メンバーが80人のなかに名を連ねた。昨年の同様記事と異なり、一人一人の名を列記することはしないが、それでも選抜入りした須田亜香里さん、柴田阿弥さん、当方としては意外な順位であった木本花音さん、AKB48へ完全移籍してしまうがいつまでも「SKE48魂は失わない」木﨑ゆりあさん、初入閣した矢方美紀さん、古畑奈和さん。おめでとうございました。
 その他のメンバー全員、そうしてグループから立候補して入閣したすべての人々、残念ながら圏外であったすべての人々に、「おめでとう」、「おつかれさま」と声掛けしよう。2015年もがんばりましょう。

 ※入閣したメンバーについては敬称を付けた方が良い気がしたので、敢えて「さん」付けした。微妙に違和感があるのはどうしてだろう?◆

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