第1736日目 〈シラ書第18章1/2:〈神の偉大さと慈しみ〉、〈事前に準備せよ〉他withiOS8にアップグレードした方、充電問題にどのように対処されていますか?〉 [シラ書〔集会の書〕]

 シラ書第18章1/2です。

 シラ18:1-14〈神の偉大さと慈しみ〉
 森羅万象、命あるすべてのもの、皆、主の御旨に従う。主こそ力を持ってすべてを治める存在。
 何人と雖も主のくすしき御業を窮め尽くすことはできない。窮め尽くせたというのは人間の自惚れ、実は端緒に付いたばかりなのだ。主のふしぎな御業を窮め尽くすことができるなどと思うなかれ。主は偉大なり。
 「人間とは何物か、その存在意義はなにか。/その行う善、その行う悪とはなにか。」(シラ18:8)
 主の知る永遠という<時>に較べれば人間の寿命なぞ極めてわずかなものでしかない。それゆえに主は、人々について忍耐し、憐れみを注ぐのだ。主は、人間がたどる惨めな末路を知っている。それがため主は、人々について豊かな贖いを与えてくれるのだ。
 「主は、彼らをいさめ、鍛え、教えて、/羊飼いのように、羊の群れを連れ戻される。/主は、教訓を受け入れる者に、/また、主の裁きを熱心に待ち望む者に、/慈しみを施される。」(シラ18:13-14)

 シラ18:15-18〈施しをするときは〉
 子よ、誰かに援助の手を差し伸べるときは、相手を傷附けぬようにせよ。
 施しを行うときは、相手を侮辱するような言葉を口にするな。
 「朝露は、熱風の季節に安らぎを与えてくれる。/言葉の露は施しよりも効き目がある。/親切な言葉は、高価な贈り物にまさるではないか。/情け深い人は、両方とも備えている。」(シラ18:16-17)
 が、しかし、──愚か者は施しを受けても感謝の言葉を述べたりせず、却って小言ばかり口にする。また、恩着せがましい人が行うこれ見よがしの施しに目を輝かせる人は、一人もいない。誰も感謝することがない。

 シラ18:19-29〈事前に準備せよ〉
 発言するときはよく考えてからにしろ。それについて思いをめぐらせ検討し、発言する段になったら言葉を吟味し、簡潔に雄弁にさわやかに語れ。
 病気になる前に養生しろ。体調管理に万全を期せ。心と体を蝕むような習慣を断ち切り、それに背を向けていよ。誘惑に屈しない強い意志を持て。
 罪を犯したなら改心の態度を示せ。
 「誓願を立てる前に、よく準備せよ。/主を試す者になってはいけない。」(シラ18:23)
 今を生きよ。しかし現況に甘んじるな。富めるときは貧しいときを思い、豊穣のときは飢饉のときを思え。<時>は主の御前ですみやかに移りゆくのだから。
 知恵ある人はすべてについて用心深い。罪がはびこるときは過ちを犯さぬよう注意を払う。聡明な人は知恵を見出し、既に知恵を見出した先人へ敬意を払う。言葉巧みな人も知恵を示す。その場その場にふさわしい格言が、かれの口からあふれ出す。

 「唯一の主に信頼することは、死んだ心と死者に執着することにまさる。」(シラ18:29)
 (みくらさんさんか付記;わたくしは主に依り頼む者ではない。為、死んだ心と死者に執着しても、特に問題ありませんよね?)

 たぶん、主にとって己の被造物たる人間の生涯など、瞬きしている間に過ぎ去ってゆく程度の時間でしかないのだろう。まあ、主なる神が有限の命の持ち主だなんて考えぬものな。
 でもそれゆえにこそ、神は人間のしでかすさまざまな馬鹿げた出来事に目をつむってくれるときがあるのだろう。存分な憐れみを注ぐことも、尋常ならざる怒りを降すこともできるのだろう。シラ18:1-14〈神の偉大さと慈しみ〉はむしろ、神の寛容さを謳う箇所に思える。
 ちょっと対象が散漫になる〈事前に準備せよ〉からは、発言にまつわる箇所と体調管理にまつわる箇所をピックアップ。ノートの筆が少々走ったことをお詫びしておく。この数節はよく読み返してわが身へ言い聞かせるべき文言が並ぶ。以て心へ刻め。
 余談ながら。
 所詮人間は主のくすしき御業について知り、窮めることなどできない、という。ここを読んで、ふと、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの「霧のなかのふしぎの館」や「蕃神」といった短編を想起した。本章の一文一文を読んでゆく過程で、すっかり忘れていたこれらの短編の読後感や印象、作品イメージがよみがえり、ぴったりと重なったのである。──わたくし個人としてはけっしてゆえなき突飛な連想とは思えぬのだが、さて、如何なものであろうか? これらの作品を読んだことがない方は国書刊行会版全集にて、是非。



 本来の予定であれば、今日は夏休みに入る前に読了していた村上春樹『女のいない男たち』の感想を、ここに書くつもりでした。が、メモに毛の生えた程度のものを考えて筆を執ったら、じゅうぶん1日のエッセイとして独立させるに足る分量に。よって今日はその感想のお披露目を先送りすることにしました。
 かといって、特に他の話題も用意していないので、今日のところはこれまでとするが、iPhoneユーザーとしてこれだけはいうておきたい。
 ──先日、iPhoneのOSがiOS8にアップグレードされました。わたくしも眠い目をこすりながらアップデートを行った者ですが、途端に充電の減りが激しくなったのはどういうわけだろう。午後にはバッテリが半分程度になることしばしばで、会社のロッカー内にて日頃持ち歩いている充電器を接続、夜までのバッテリを(なんとか)確保しているのだが、これは実に困った話である。パソコンのように、iPhoneもOSのダウングレードは行えないのだろうか。
 同じようにiOS8にアップグレードした方、充電問題にどのように対処されていますか?◆

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