第1817日目 〈エズラ記(ラテン語)第1章&第2章:〈エズラの略歴〉、〈エズラの主への言葉〉他withこの汚辱は必ず!〉 [エズラ記(ラテン語)]

 エズラ記(ラテン語)第1章と第2章です。

 エズ・ラ1:1−3〈エズラの略歴〉
 預言者エズラの書。
 エズラの父はセラヤ、祖父はアザルヤ、更にヒルキヤ、シャルム、ツァドク、アヒトブ、アヒヤ、ピネハス、エリ、アマルヤ、アジヤ、マリモト、アルナ、ウジア、ボリト、アビシュア、ピネハス、エルアザル、そしてレビ族アロンとさかのぼる。
 時にエズラは、ペルシア王アルタクセルクセスの治世に、メディア人の地で捕らわれの身となっていた。

 エズ・ラ1:4−2:32〈エズラの主への言葉〉
 主の言葉がわたしに下った。
 「行け。わたしの民にその悪行を告げ、彼らがわたしに対して犯した罪を、その子らに告げよ。子々孫々それを語り継がせよ。実に、彼らは先祖よりも多く罪を犯し、彼らはわたしを忘れ、他の神々にいけにえを献げたのだ。彼らを、エジプトの地、奴隷の家から導き出したのはわたしではなかったか。ところが彼らはわたしを怒らせ、わたしの戒めを軽んじた。お前は髪をかきむしり、あらゆる災いを彼らに投げつけよ。彼らがわたしの律法に従わなかったからである。彼らは諭しを受けつけぬ民だ。わたしは、いつまで耐えようか、これほど多くの恵みを与えた彼らを。わたしは彼らのために多くの王を退け、ファラオとその子らを、またその全軍を討ち滅ぼした。わたしは、彼らの前からあらゆる民族を滅ぼし、東方ではティルスとシドンの二つの州の民をけ散らして、彼らのすべての敵を殺した。
 彼らに告げよ──主は言われる──。わたしはお前たちに海を通らせ、荒れ野に備わった道をお前たちに示し、指導者としてモーセを、祭司としてアロンを与えた。わたしは火の柱によって光を与え、大いなる不思議な業をお前たちの中で行った。だが、お前たちは、わたしを忘れた。」これは主の言葉。
 全能の主はこう言われる。「わたしは奇跡としてうずらを、守りとして陣営をお前たちに与えた。それなのにお前たちは不平を言った。 敵が滅ぼされたときにわたしの名をたたえて祝うこともせず、今もなお不平を言っている。わたしが与えた恵みを忘れたのか。お前たちは、荒れ野で飢え渇いたとき、わたしに呼ばわって、『何のため、我々をこの荒れ野に導き、殺そうとするのか、こんな荒れ野で死ぬよりは、エジプト人に仕えていた方がよかったのに』と言った。そのとき、わたしはお前たちの嘆きに心を痛め、マナを食べ物として与え、お前たちは天使のパンを食べたはずだ。お前たちが渇ききったとき、わたしが岩を割って、飲み飽きるほどの水が流れ出たではないか。わたしは、暑さを避けるようにとお前たちのために木の葉を編んだ。わたしは、お前たちに肥えた土地を分け与え、カナン人、ペレツ人、ペリシテ人を、お前たちの前から追い払った。これ以上お前たちのために何をすればよいのか。」これは主の言葉。
 全能の主はこう言われる。「荒れ野で、川の水が苦く、お前たちが渇きに苦しんでわたしの名を汚したときも、わたしは、冒涜の罰として火を下すようなことはせず、川に棒を投げ入れて、甘い水に変えた。ヤコブよ、わたしはお前のために何をすればよいのか。ユダよ、お前は、わたしの言うことを聞こうとしなかった。だから、わたしはほかの民のところへ移り、彼らがわたしの戒めを守るように、わたしの名を彼らに与えよう。お前たちがわたしを捨てたので、わたしもお前たちを捨てよう。わたしに憐れみを求めても、もう憐れむまい。わたしに呼ばわっても、わたしは聞くまい。お前たちは手を血で汚し、お前たちの足は殺人を犯すことに軽やかだ。お前たちが見捨てたのは、わたしではなく、お前たち自身である。」これは主の言葉。
 全能の主は、こう言われる。「父が息子に願うように、また、母が娘に、乳母が子供に願うように、わたしはお前たちに願ったではないか。前たちがわたしの民となり、わたしがお前たちの神となることを、また、お前たちがわたしの子供となり、わたしがお前たちの父となることを。わたしは、ちょうどめんどりが雛を翼の下に集めるようにお前たちを集めた。しかし今となっては、お前たちのために何をすればよいのか。わたしはお前たちを退けよう。供え物をわたしに献げても、わたしは顔を背けよう。わたしは、お前たちの祝祭日と新月と割礼を拒んだ。わたしは、わが僕、預言者たちを、お前たちのもとに遣わしたが、お前たちは彼らを迎えて殺し、その体を切り刻んだ。わたしは彼らの血について復讐する。」これは主の言葉。
 全能の主はこう言われる。「お前たちの家は荒れ果てた。風がわらを吹き飛ばすように、わたしはお前たちを散らす。子供たちは子孫をつくれなくなる。わたしの命令を軽んじ、わたしの前に悪事を行ったからである。わたしは、やがて来る民にお前たちの家を渡す。彼らは聞かずともわたしを信じ、奇跡が与えられなくとも、わたしが命じたことを行うだろう。彼らは預言者を見たことはないが、かつて預言者たちが語ったことを心に留めるだろう。わたしは、やがて来る民への恵みを保障する。その子供たちは、喜びに小躍りし、わたしを肉眼で見ることはなくとも、わたしが語ったことを霊によって信じるだろう。民の父エズラよ、今こそ、誇りをもって目を上げ、東から来る民を見よ。わたしが彼らに与える指導者は、アブラハム、イサク、ヤコブ、それにホセア、アモス、ミカ、ヨエル、オバデヤ、ヨナ、ナホム、ハバクク、ゼファニヤ、ハガイ、ゼカリヤ、そして、主の使いとも呼ばれたマラキである。」
 主はこう言われる。「わたしはこの民を奴隷の状態から救い出し、わたしの僕、預言者たちを通して戒めを与えたが、彼らは預言者たちに聞くことを望まず、わたしの忠告を無視した。彼らを産んだ母は言う。『子供たちよ、行きなさい。わたしはやもめで、捨てられた女です。わたしは喜びをもってお前たちを育てたが、悲痛と悲嘆の中に失った。お前たちが、神である主に罪を犯し、わたしの前で悪事を行ったからです。今更、お前たちのために何をしよう。わたしはやもめで、捨てられた女です。子供たちよ、行って、主に憐れみを願いなさい』と。
 そこで、民の父エズラよ、彼らの母と共にあなたも、彼らがわたしの契約を守ろうとはしなかったことを証言せよ。あなたは彼らを当惑させ、彼らから母を奪え。こうして、彼らは子孫がつくれなくなる。彼らは異邦人の中に散らされ、その名も地上から消されてしまえばよいのだ。彼らがわたしの契約を軽んじたからである。
 災いだ、アシュル、お前は、内に悪人どもを隠している。良からぬ連中よ、わたしがソドムとゴモラに対して、どんなことを行ったか、思い出せ。その地はピッチの沼、灰の山と化している。わたしは同じことを、わたしに聞き従わない者どもにするであろう。」これは全能の主の言葉。
 主はエズラにこう言われる。「わたしの民に告げよ。わたしはイスラエルに与えるはずであったエルサレムの王国を、彼らに与える、と。わたしは、イスラエルから栄光を取り上げ、かつてイスラエルのために用意した永遠の幕屋を、彼らに与える。 そのとき命の木は、彼らを香油の香りの中に包み、彼らは苦労する必要もなく、疲れることもない。お前たちは行って王国を受けよ。わずかな日々が、更に短縮されるように願え。王国は既に、お前たちのために用意されている。目覚めていよ。お前は天を呼び、地を呼んで証人とせよ。わたしは悪を消し去り、善なるものを造った。わたしは生ける神である。」これは主の言葉。
 「母よ、お前の子供を抱き、鳩のように喜びをもって彼らを育て、その足腰を強くせよ。わたしがお前を選んだのだ。」これは主の言葉。
 「わたしは、死人をその場所からよみがえらせ、墓から引き上げる。彼らの中に、わたしの名が記されているのを認めたからである。恐れてはいけない、子供たちの母よ、わたしはお前を選んだのだ。」これは主の言葉。
 「わたしはお前のもとに、助け手としてわたしの僕イザヤとエレミヤを遣わす。わたしは彼らの預言を成就させ、お前を聖別し、いろいろな果実のたわわに実る十二の木々と、乳と蜜が流れる十二の泉、ばらとゆりの咲く七つの大きな山々を、お前のために用意した。わたしはそこで、お前の子供たちを喜びで満たそう。やもめを正しく扱い、孤児のために裁きを行い、乏しい人には与えよ。みなしごを保護し、裸の人に服を着せよ。打ちひしがれた者、弱い者の世話をし、足の不自由な者をあざけることなく、体の不自由な人を守ってやれ。盲人にわたしの光を見させよ。老人も若い者も、お前の垣の中に入れて守れ。死人を見つけたらその場で印をして、墓に納めよ。そうすれば、わたしは人々を復活させるとき、お前に第一の座を与える。
 わたしの民よ、歩みを止め、落ち着くがよい。お前の休息の時が来るからだ。
 良き乳母よ、お前の子供たちを養い、彼らの足腰を強くせよ。わたしがお前に与えた僕のうちだれ一人滅びはしないだろう。わたしはお前の民の中から彼らを選び出す。動揺してはならない。圧迫と苦難の日が来て、人々が嘆き悲しむとしても、お前は喜々として、豊かでいられる。異邦人がねたみを起こしても、お前に対しては何もできないだろう。」これは主の言葉。
 「わたしの手がお前を覆い、お前の子供たちはゲヘナを見ることはないであろう。母よ、子供らと共に喜べ。わたしがお前を救い出す。」これは主の言葉。
 「永眠したお前の子供たちを思い出せ。わたしは地の隠れ場から彼らを連れ出して、彼らに憐れみの業を行おう。わたしは憐れみ深い神。」これは全能の主の言葉。「わたしが来るまで、お前の子供たちを抱き、彼らに憐れみを告げよ。わたしの泉は絶えずわきいで、恵みは尽きることがないからである。」

 エズ・ラ2:33−41〈ホレブの山のエズラ〉
 わたしエズラは、ホレブの山で、イスラエルへ行けという命令を主から受けた。そこでわたしはイスラエルの人々のもとに行ったが、彼らはわたしを拒み、主の言いつけを軽んじた。だから、わたしは言う。
 「聞いて理解する異邦の民よ、あなたたちの牧者を待ち望みなさい。彼はあなたたちに永遠の休みを与えてくださる。世の終わりに来られるはずの牧者は、近くにおられるからである。報いとして王国を受ける準備をしなさい。やがて永遠の光が永久にあなたたちを照らすからである。この世の陰を逃れ、輝く喜びを受けなさい。わたしは救い主を公に証しする。
 主が指名された者を受け入れなさい。あなたたちを天の国に招いてくださった方に感謝して喜びなさい。起きて立ち、主の宴にあずかるべく刻印を押された人々の群れを見なさい。 彼らはこの世の陰から身を移し、主から輝く衣を受けた人々である。
 シオンよ、定められた人数を受け、主の律法を全うし、輝く白衣を身にまとう人々の名簿を閉じなさい。あなたが切に望んだ子供たちの数は満ちている。世の初めから招かれたあなたの民が、主のものとして聖別されるように、主の御国の到来を願いなさい。」

 エズ・ラ2:42−48〈シオンの山のエズラ〉
 わたしエズラは、数知れぬ大群衆を、シオンの山で見た。皆は歌をうたって主をたたえていた。その中央には丈の高い若者がいた。彼はだれよりも秀でており、一人一人の頭に冠をかぶせていた。彼はひときわぬきんでていた。
 わたしは、この光景に魅せられた。そこで、天使に、「主よ、この人たちは、だれですか」と尋ねた。天使は答えた。「この人たちは、死すべき衣を脱ぎ捨て、不死の衣をまとい、神の御名を告白した人々である。今や、冠をいただき、しゅろの葉を受ける。」
 わたしは天使に尋ねた。「彼らに冠をかぶせ、しゅろの葉を手渡しているあの若者はだれですか。」 天使は答えた。「あの方は、彼らがこの世で告白した神の子である」と。そこで、わたしは、主の御名のために雄々しく踏みとどまったその人々をたたえ始めた。そのとき天使は言った。「あなたが見た神である主の業が、いかなるもので、どれほどすばらしいかを、行って、わたしの民に告げなさい。」

 ゲヘナはエルサレムの南にあって郊外の谷である。ここには処刑された罪人が埋葬されたり、なんらかの理由からきちんと埋葬がされなかった人を埋めた、という。不浄の地である。



 がんばりたくてもがんばれないこと、って、この世にあるんだな、と痛感。恥辱に満ちた思いがします。でも、必ずいつの日か、全文引用したぶざまな本稿を一新して、本来の読書ノートを完成させるぞ!◆

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