第2040日目 〈おでかけするとき、持って行きたい本はなんですか?〉 [日々の思い・独り言]

 雑誌『CREA』を数年ぶりに購入。特集は「本とおでかけ」、村上春樹のエッセイ目当てに買いました。
 特集に因んでこのたびわたくしも、喫茶店や公園或いは旅行へ行く際お供にしたい本を3冊選んでみた。<文庫>になっている、というゆるい基準だけ設けて選んでみたのですが、考え始めるとなかなかに難しくて、ちょっと苦労しましたね。
 どこへ行くのか、国内なのか、海外なのか、どの地方へ行こうとしているのか。移動手段は電車か飛行機か、はたまた船か、或いはその他の公共の交通機関なのか。どれぐらいの日程でそこへ行くのか、そも泊まりなのか日帰りなのか。出掛けるにあたって行くのは自分1人なのか、もしくは連れがいるのか、連れがいるならどのような属性の人物か。その他諸々。
 出掛けるときのお供にしたい本を選ぶのに、どうしてこのような外縁的なことで一々悩まねばならぬのか、とほとほと自分自身に呆れるが、でも、これってセレクト作業に影響する要素だと思うんだよね、と必死に弁解を試みたところで、エヴァーグリーン的な3冊を選べば事足りるのではないか、と気が付きました。
 その上で選んでみたのが以下の3冊(順不同)。むろん、現時点でのセレクションのため、1年後には変わっている可能性は非常に高いから、そのつもりでお読みいただければ幸甚、幸甚。
 ──
 ①スティーヴン・キング『書くことについて』(小学館文庫)
 ②村上春樹『辺境・近境』(新潮文庫)
 ③田中阿里子『定家愁艶』(徳間文庫)
 あと2冊選んでいいよ、といわれたら、菅原孝標女『更級日記』と上田秋成『雨月物語』になるかなぁ。藤原道綱母『蜻蛉日記』も外したくないのだけれど……。ううん、芭蕉もクリスティもウッドハウスも選考漏れにするのは忍びない。
 ──もう少し考えさせて。◆

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