第2180日目 〈YouTubeで懐かしの洋楽を視聴しよう!(その2)〜Mick Jaguar & David Bowie"Dancing in the Street"〉 [日々の思い・独り言]

 先日デヴィッド・ボウイが亡くなった。どういうわけか、この人には不死身のイメージが付き纏うていたので、業務時間中にTwitterやFacebookで速報が流れた(こんな時代なのだ!)ときにはわが目を疑ったっけ。周囲に秘かに大量生息していたファンが嘆き悲しみ、喪に服す様を見て、その夜の報道番組で逝去のニュースを見て、ようやく実感が湧いた次第。
 1980年代のデヴィッド・ボウイの歌にはラジオ経由でしばしば接していたはずなのに、唯一の例外を除いてはすべて体を通過していったのだ。当時の自分にとってデヴィッド・ボウイって、あくまで俳優だったんだよね。『地球に堕ちてきた男』、『戦場のメリークリスマス』、『ラビリンス 魔王の迷宮』、みんな好きでよく観たなぁ。特にルーカスの『ラビリンス』はね、映画の世界に入りこみたいと切に祈った人生2番目の映画でしたよ。
 翻って歌手としてのデヴィッド・ボウイを知るのは、唯一、ミック・ジャガーとデュエットした「ダンシング・イン・ザ・ストリート」のみ。たしか1985年末にNHK-FMで放送された洋楽特集番組(※)で聴いて以来、時折2人の歌声が脳裏によみがえるのだった。この番組はカセットに録音したけれど、放送された1985年当時のヒット曲のうち、比較的よく聴いたものに分類できると思うな。
 これにMVがあることを実はつい先日知ったのだが、それまでどういうわけか敢えてこの曲の映像を探そうとはしなかった。もっとも、今回の発見は「デヴィッド・ボウイ」で検索を掛けた結果として偶然見附けたのだったけれど。出所? 勿論YouTubeですよ。
 初めて観たときには軽い衝撃を脳天に喰らった気分だった。わかっていたことだし、言わずもがなのことなのだが、ミック・ジャガーもデヴィッド・ボウイも、いやぁ若いっ! 30年前の映像なのに2016年になっても殆ど容姿の変化が見られないとは、この2人、いったい何者なのかね? それにしてもミックとデヴィッドが屋内やストリートで踊りまくる光景はまさしく眼福。キレてます、イッてます。是非ご自身の目でご確認を。
 だけど、わたくしがラジオで聴いた「ダンシング・イン・ザ・ストリート」は最後、フェード・アウトではなく2人が「Tomorrow!」と力強くシャウトしたところで終わった覚えがあるのだけれど、気のせいかしら。他の曲と混ぜちゃっているのかな。──否、先程ラジオからエアチェックしたものを聴いたら、ちゃんとシャウトしておる。 
 タワーレコードやTSUTAYAからは瞬間的にデヴィッド・ボウイのアルバムが品薄になったようだけれど、現在は常態に復している様子。逝去2日前にリリースされた新作『ブラック・スター』は既に購入済みだけれど、明日の図書館帰りにでも実店舗にて過去のアルバムを何枚か見繕って買って来ようかな、と、なかば本気で検討中であります。◆

 ※追記
 まだ10代の頃に聴いたその番組のタイトルは「1985年軽音楽ハイライト」といった、と記憶する。これを録音した90分のカセットテープは部屋のどこかにまだ残っているはずで、他にG.I.オレンジやヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース、ハワード・ジョーンズ、ブライアン・アダムス、デビューしたばかりのホイットニー・ヒューストン等のその年のビルボードにランクインした曲が約1.5時間か2時間にわたって流されたはずだ。
 しかし「軽音楽」という表記、当時としては苦肉の策だったのだけれど、いまとなっては却って新鮮ですね。□

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