第2212日目 〈エフェソの信徒への手紙第5章2/2:〈光の子として生きる〉&〈妻と夫〉with〈獄中書簡〉読書の今後について、及び有川浩『ストーリーセラー』読了の報告。〉 [エフェソの信徒への手紙]

 エフェソの信徒への手紙第5章2/2です。

 エフェ5:6-20〈光の子として生きる〉
 空しい言葉に惑わされるな。神の怒りは不従順な者の上に降る。あなた方はもう暗闇に住まう者ではない。主に結ばれて光となった。ゆえに光の子として歩みなさい。光からこそ、あらゆる善意と正義と真実が生まれるのです。
 未だ暗闇に住まう者の為すことはけっして主の喜んでくれることのない、口にするのも恥ずべき行いの数々。そんな実を結ぶことのない暗闇の業に加わってはなりません。
 どうか、愚かな者としてではなく賢い者として、細かく気を配って歩きなさい。時をよく用いるのです──いまは悪い時代ですが、だからというて無分別な者とならず、主の御心が奈辺にあるかをよく考えなさい。
 「むしろ、霊に満たされ、詩編と賛歌と霊的な歌によって語り合い、主に向かって心からほめ歌いなさい。そして、いつも、あらゆることについて、わたしたちの主イエス・キリストの名により、父である神に感謝しなさい。」(エフェ5:18-20)

 エフェ5:21-33〈妻と夫〉
 夫婦はキリストに対する畏れを持って互いに仕え合いなさい。キリストが教会の頭であり、それゆえに教会がキリストに仕えるのと同じように、妻は頭である夫に仕えなさい。すべての面で妻は夫に仕えるべきなのです。
 夫たちは妻を愛しなさい。キリストが教会を愛し、教会のために自分を与えたのは、洗礼によって教会を清めて聖なる者とし、汚れなき、聖なる、栄光に輝く教会を自分の前に立たせるためでした。夫もそのように、あたかも自分の体の如く妻を愛さなくてはなりません。
 夫婦はキリストの体の一部。それは聖書にある、それゆえに人は両親から離れてその妻と結ばれ、2人は一体となる、ということなのです。
 「いずれにせよ、あなたがたも、それぞれ妻を自分のように愛しなさい。妻は夫を敬いなさい。」(エフェ5:33)

 あなた方は自分の体の如く妻を愛せ(エフェ5:28)──この文言は一読すぐにはわかりにくいかもしれません。でも、ちょっと考えればわかることだと思います。
 といいますのも、体はその人の活動と生活を支え、維持する最も大事なものだからであります。よく<体は資本>といいますが、換言すれば健康な体があってこそ、人間は正しいことを為し、天に徳を積み、愛と正義と信仰の業を行うことができる。誠、肉体は人生の良きパートナーなのであります。
 夫にとって妻は、体と同じように大切に、気を遣って扱うべき存在であり、同時に最良の、否、唯一無二のパートナーなのだ。パウロはちと遠回しな表現で奥様を愛しなさい(愛し抜きなさい)、大切にしなさい、というておるのです。伴侶を指して「ベターハーフ」と称するのも宜なるかな、と思います。
 それにしても羨ましい話。だってわたくしが今後妻帯する可能性なんて万に一つもないのですから。

 本日の旧約聖書はエフェ5:31と創2:24。



 先日、本ブログの今後について、聖書読書ノート完了後を視野に入れて述べました。今回は現在読書中の〈獄中書簡〉に関して、このあとの予定をお知らせしておきます。
 「エフェソの信徒への手紙」、「フィリピの信徒への手紙」、「コロサイの信徒への手紙」、「フィレモンへの手紙」の4つをまとめて斯く称すのだ、ということは〈エフェソ・前夜〉(第2207日目)で説明致しました。これらが順番に収められていれば、いまこうした文章は書いていません。というのも、「コロサイ」と「フィレモン」の間には2つの「テサロニケの信徒への手紙」と〈牧会書簡〉としてまとめられる2つの「テモテへの手紙」と「テトスへの手紙」があるからです。
 一時、似たような挿話が続く福音書の読書を退屈することなく消化するために、「使徒言行録」や〈4大書簡〉を途中で挟んでゆこうか、と企んだことがありました。結局そんな馬鹿げたことをしなくてよかった、と安堵した次第ですが、今回は少々話が異なります。
 そこで様々悩んだ挙げ句、変則的ではありますが、「コロサイ」読了後は狭間の5つを飛び越して「フィレモン」を読み、まずは〈獄中書簡〉を終わらせてしまうことにしました。そのあとは1番目の「テサロニケ」へ戻って、しれっ、とした顔で順番に読み進めてゆきます。従ってパウロ書簡で最後に読むものは、〈牧会書簡〉の「テトス」になるわけであります。
 今回の報告と判断を読者諸兄が諒としてくださいますように。サンキャー。
 

 有川浩『ストーリーセラー』(新潮社)を今日(昨日ですか)読了。Side:Aも良いが、わたくしは書き下ろしのSide:Bの方が好きです。
 次は『空飛ぶ広報室』か『明日の子供たち』か、或いは『キャロリング』か。迷うなぁ……。ところでド氏の『未成年』はどうなっちゃったんでしょうね。あは!◆

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