第2221日目 〈道の先に朧ろ気に見えてきた(かもしれない)もの、途中で拾ってゆくもの。〉 [日々の思い・独り言]

 聖書の読書が終わったら本ブログを如何に存続させるか。最近考えることといえば、そればかり(比喩だよ)。聖書を読み終えたら、あれをしよう、これもしたい、という願望はたくさんある。聖書読書−原稿執筆−ブログの定時更新、という3点ワンセットの枷があったものだから、終了後の「やりたいことリスト」は爆発的増殖の傾向を見せて留まろうとしない。
 が、肝心の本ブログのその後は? 屍体にはしない、とだけ決めてあったけれど、さて、<聖書以後>が具体的に視野の遠くへ入ってくると、否が応でも聖書に代わるなにかが必要になってきたことを痛切に感じる。観た映画や読んだ本の感想だけでは到底代替案になりはしない。もしその線で行こうとするなら、一週間に2日の更新が精々であろう。自らの怠惰癖を考慮すれば、それさえ危うく思えるのだけれど……。
 やはり<柱>になるものが欲しい。聖書に匹敵するぐらい強力なパーソナリティが自分にあるだろうか? ここでわたくしは両の腕を固く組み、顎が胸に付くぐらい首を前傾させて、喉奥から唸り声のような声を絞りあげて、考えこむ。そうして、記憶を手繰り、自らの能力を併せて鑑み、<それ>の取捨選択を猛烈な勢いで行う。ファティマの演算能力も斯くや、というぐらいに勢いで。──勿論、本稿にて結論は出ない。
 それはさておき。聖書以後は、己の文学の出発点であった幻想文学か日本古典文学に立ち帰ろうと思うこと度々なのだけれど、前者についてかつての情熱は、辛うじて熾火程度にしか残っていないことを自覚している。
 後者はやってやれないことも、なくはない。というのも20代のわたくしは馬鹿みたいに岩波書店から出ている「日本古典文学大系」と「新日本古典文学大系」全200巻(索引除く)の読破を企み、実際に手を着けて「日本古典文学大系」の中途まで読み進めたのである。すくなくとも第一期全66巻は全巻読破し、第二期に関しては好きな作品をつまみ食いして消化した。
 斯様に馬鹿な企画を立案して実行に移したのだから、知的欲求が高まっていたというべきなのか、或いは単に無謀なことに挑戦してみたかっただけなのか、或いはまったく別の理由あってのことか、真相は誰に伝える必要もないけれど、とまれ、こうした実績がある以上は<聖書以後>を考えた場合、20年近くの中断期間を超えて再びこの企画に挑んでみようかな、今度は1冊1冊の感想やらなにやらをブログに残してゆこうかな、と「人生最後の野心」が頭をもたげてくるのを抑えられずにいるのだ。……。
 取り敢えずは聖書の読書が終わっても本ブログは閉鎖しない、と決めているし、電脳空間のあちこちへ無残に転がる屍体的ブログにはしないことも決めている。序でにいえば、聖書読書が終わったあとの身の振り方も。立場が変われば非難をダイレクトに浴びるのは致し方ないが、相手の感情に一々付き合ってはいられない。それもあっての、身の振り方の決断。
 今後も本ブログの<聖書以後>については(使い勝手の良いネタであることがわかったこともあり)不定期ながら、ほぼリアルタイムでお伝えしてゆこう。結果としてそこで語られたことは何一つ実現しておらず、まったく別の方向を示すこともじゅうぶんあり得るが、それもわたくしの性格を如実に示したものとして、後日になればまたとない記念となることであろう。ゆえにわたくしはしたり顔で、こう書き添えよう──呵々、と。
 さて、本当にどうしようかな……。

 本ブログが聖書読書ノートであるうちに済ませておきたいものも、ある。既に予告してある旧約聖書続編に収まる「マカバイ記」の再読、「エズラ記(ラテン語)」への再挑戦は当然として、その実わたくしがここで申しあげようとしているのは、聖書とはなんの関わりもないエッセイの話なのだ。
 わたくしの洋楽入門に最大級のインパクトを残し、未だマイ・ベスト・アーティストの地位を転がり落ちることなきヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースの全アルバム・レヴューがそれ。
 ・Huey Lewis & The News(1980)
 ・Picture This(1982)
 ・Sports(1983)
 ・Fore!(1986)
 ・Small World(1988)
 ・Hard At Play(1991)
 ・Four Chords & Several Years Ago(1994)
 ・Plan B(2001)
 ・Soulsville(2010)
上記9枚のオリジナル・アルバムに加えて、
 ・Live At 25(2004)/結成25周年ライヴ。別にDVDあり!
 ・The Best of Huey Lewis & The News(1996)/新曲、4曲入り!
 ・Greatest Hits(2000)/DVD付き!
 ・Sports (30th Anniversary Deluxe)(2013)/Disc-2はライヴ・ヴァージョン!
の4枚はまたとない青春の記念として、本ブログに遺しておきたいものであります。
 それでは。◆

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