第2286日目 〈ヘブライ人への手紙第11章:〈信仰〉withアニメ『迷家』全12話、AKB48G選抜総選挙&My Own Worst Enemy〉 [ヘブライ人への手紙]

 ヘブライ人への手紙第11章です。

 ヘブ11:1-40〈信仰〉
 「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。」(ヘブ11:1)
 信仰によってわれらはこの世界が神の言葉(「光あれ」)により創造され、目に映るものは見えているものからできたのではない、とわかるのです。
 信仰により、アベルはカインよりも優れたいけにえをささげて、正しい者と証明されました。信仰により、エノクは死を経験することなく天に移されました。それ以前からエノクは神に喜ばれる存在だった。信仰なくして神に喜ばれることはありません。
 信仰によりノアは、神の勧告に従って自分の家族を救うため方舟を建造しました。ノアは信仰によってそれまでの世界を罪に定め、信仰に基づく義を受け継ぐ者になりました。
 信仰によりアブラハムは他国に宿るように約束の地に入ってそこに住み、信仰によりかれの妻サラはもう望めなかった子を授かりました。イサクがそうです。死んだも同然の人から系譜は広がり、空に見える数えきれない星のように、海辺の無数の砂のように、多くの子孫が生まれたのです。
 「この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て喜びの声をあげ、自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表したのです。このように言う人たちは、自分が故郷を探し求めていることを明らかに表しているのです。」(ヘブ11:13-14)
 彼らは故郷に戻ろうと思えばできたのに、そうしませんでした。かれらは地上の故郷よりも優った天の故郷を望んだからです。神は、自分がかれらの神と呼ばれることを恥としない。だから神はかれらのため、天に強固な都を準備しています。
 信仰により、アブラハムはイサクをささげようとしました。アブラハムは神が死のなかから人を甦らせることができる、と信じていたからです。そうしてイサクはアブラハムの許へ返されました。信仰により、イサクは息子ヤコブとエサウのため祝福あれと祈りました。信仰により、ヤコブはエジプトで再会したヨセフの息子たち(つまりかれからすれば孫ですが)1人1人のため祝福を祈り、杖に寄りかかって神を礼拝しました。信仰により、ヨセフは臨終にあたってイスラエルの民の出エジプトを語り、自分の遺骨について指示を遺しました。
 信仰によりモーセは、生まれてから3ヶ月間隠され、成人してはファラオの一族と見做されるよりも同胞と共にあって虐待されることを選びました。信仰によってモーセは王の怒りを恐れることなく、過越の食事のあと、神の民にして同胞イスラエルを率いてエジプトを立ち去って、紅海(葦の海)を割って渡り、約束の地、“乳と蜜の流れる地”カナンを目指したのです。
 信仰によりエリコの城壁は7日目に崩れ落ち、信仰により娼婦ラハブは殺されずに済みました。
 ──果たしてこれに続く人々について、いったいなにを語るべきでしょう。士師ギデオンやサムエル、王ダビデ、エフタ他の預言者たちについて話そうとすると、とてもではありませんが紙幅が足りません。
 「信仰によって、この人たちは国々を征服し、正義を行い、約束されたものを手に入れ、獅子の口をふさぎ、燃え盛る火を消し、剣の刃を逃れ、弱かったのに強い者とされ、戦いの勇者となり、敵軍を敗走させました。女たちは、死んだ身内を生き返らせてもらいました。他の人たちは、更にまさったよみがえりに達するために、釈放を拒み、拷問にかけられました。」(ヘブ11:33-35)
 さりながらこの人たちはいずれも約束されたものを手に入れることはできませんでした。その信仰ゆえに神に認められていたにもかかわらず、です。というのも神は、われらのために更に優ったものを計画していたので、かれらを完全な状態にはしなかったのであります。

 本書簡に於いてわたくしがいちばん好む章、そうして新約聖書を通して好きな文言のベスト・スリーに入る言葉のある章。その言葉は引用もしたヘブ11:1であります。
 第11章を読んでいると、信仰が歴史を紡いでゆく様子がよくわかります。そうして視点で改めて「創世記」や「出エジプト記」、「サムエル記」や「歴代誌」、或いは「エレミヤ書」など読んでみると、これまで見過ごしていた風景が見えてきそうで面白いと思います。
 なお、ヘブ11:40「更にまさったものを計画」とは即ちイエス来臨と神の国へ入ることをいうております。



 WOWOWで放送されていたアニメ『迷家』全12話を試聴。柳田国男『遠野物語』にある挿話(報告?)を源泉としているのだろうが、わたくしには『LOST』を相当意識した挙げ句紛い物の域を出られずに終わった作品、と映った。一部の謎を除けば概ね予測の範囲内であったしなぁ。もしかすると来月下旬に予定されている全話一挙リピート放送で際試聴すれば、印象もどうにか変わるのかも知れないが──。
 しかし、これ程に登場人物の誰一人にも感情移入できなかった、また不完全燃焼でありながらふしぎと気に掛かるアニメを観るのも、ずいぶんと久しぶりであった。

 録画しておいたAKB48G選抜総選挙を流し観したが、つまらなかったね。票数はともかく顔触れはなんとなく想像できたし、期待していた番狂わせもなかった。面白かったといえば精々が須田亜香里の神7入りぐらいか。<神7>と称されて調子に乗って天狗になるような真似だけはしてくれるな。
 が、教祖さまも総大将もいない総選挙は淋しいね。というよりも、まったくこのイヴェントに関心がなくなる。

 わたくしは視界の外の敵に注意しなくてはならない。迎撃せよ、粉砕せよ。なべて心せよ、味方以外はすべて敵である、と。◆

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