第2322日目 〈それがまったく記憶にないのです。──アルバム『Huey Lewis & The News』を例にして。〉 [日々の思い・独り言]

 ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースのデビュー盤にして1stアルバム『Huey Lewis & The News』を初めて聴いたのはいつだったかな。倩思い返してみると、中学3年のことと覚えている。曖昧な物言いをせざるを得ないのは、初めて聴いたときの体験が当時のどの出来事ともリンクしていないからだ。
 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観て、商店街のレコード屋で「パワー・オブ・ラブ」と「バック・イン・タイム」のシングル盤(ドーナツ盤!)を購い、その時点での最新アルバム『SPORTS』へ手を伸ばしたのだろう。……と思うのだが、実際はどうだったかしらん。
 洋楽に目覚めた中学3年の1年間はとっても濃厚で、享楽的かつ数々の新しい世界の扉を開けた年だったからねぇ、正直なところ、因果関係や前後関係などそれがまったく覚えていないのです。え、受験勉強? ああ、そういえばそんなイヴェントもありましたな。いわれてみれば、確かに。
 肝心の『Huey Lewis & The News』だが、初めて聴いたのがいつであったか思い出せないどころか、収録曲の「スーナー・オア・レイター」と「うちあけないで!」(ドント・エヴァー・テル・ミー・ザット・ユー・ラヴ・ミー)のMVを観たのがアルバムを聴く以前であったか以後であったか、それさえはっきりしないのだ。記憶が混濁している、というよりも、物事のあるべき順番がシャッフルされてしまっている、というのがより正解に近い。
 この2曲のMVはたぶんTVKの洋楽番組が初見だっただろう。それはレギュラー番組でなく、HLN特集であったはず。その2曲を手始めに2ndアルバム『ベイエリアの風(PICTURE THIS)』、3rdアルバム『SPORTS』、4thアルバム『FORE!』から数曲ずつ、そうしてトリに放送時点での最新作だった5thアルバム『Hard at Play』から「カップル・デイズ・オフ」と「ヒー・ドント・ノウ」が流れて〆となり、その直後の告知で来日公演がアナウンスされた──そんな構成であったと記憶している、はっきりと。リビングのサイド・ボードを探せばそれを録画したVHSテープが発掘できるだろう、捨ててしまったり消去したりしていなければ。
 HLN特集なんてそうそうプログラムされて流される番組ではない(失礼!)。それこそ来日公演がなければ、かれらのMVをまとめて地上波で観られるなんて、たといかれらの全盛期であった1980年代後半から1990年代初頭と雖もそうは経験できない事件だろう。ゆえにわたくしの上記の記憶に誤りは殆どないと信じる。さて皆さん、ゲームの時間です。オッズは如何程に?
 これから中3時代の友達に連絡をとってみよう。互いの近況報告も兼ねて、中学ン時の俺って『Huey Lewis & The News』聴いていたか覚えてる? って。◆

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