第2944日目 〈丹羽宇一郎『仕事と心の流儀』を読んで。〉 [日々の思い・独り言]

 先程、丹羽宇一郎『仕事と心の流儀』(講談社現代新書)を(何度目かの)読了。2週間ぐらい通勤用のリュックに放りこんでいて、往復の電車のなかで数ページずつ読み進めていたものだから、予想外の時間が掛かってしまった。初読でないことも作用しているのだろう。こちらの感想は後日、抜き書きノートを基にして執筆する予定だが、2度目の緊急事態宣言で飲食店が午後8時までの営業となってしまっている現在、<巣>を失ったに等しいみくらさんさんかがどこまでこの公約を守れるか、甚だ疑問である。
 それはさておき。
 前回も書いたけれど、この著者の本はもう出るたびに追いかける必要はない、と判断した。仕事論をテーマにした著作に絞っていえば、本書1冊のみを丁寧に読んでおればじゅうぶん、と思うている。いや、マジで。逆にいえば本書は、丹羽仕事論のエッセンスであると共にこれ以上の発展性は原則として望み得ぬという点で頂点をなす。
 感想を書くために書架のあちこちに散らばった著者の本を、未読・再読不問で1ヶ所に集めてこれから読む機会を窺っているところであるが、本書を以て他は読むのを止めてすべて売り払おうか、と倩考えているのが本音である。それなりに場所も塞いでいる弊害もあることに加えて、本を溜めておくと人品が卑しくなりもするからね。後者に関してはなにをいまさら、という感もある。むろん、これがその場凌ぎのおべんちゃらであることは、むかしからの読者諸兄であれば笑ってご理解いただけるに相違ない(と信じよう)。◆

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