第3011日目 〈薬のせいで頭がぼんやりしています。〉 [日々の思い・独り言]

 ただいまみくらさんさんかは、一泊二日の小旅行に出ています。月明かりに照らされた駿河湾がとっても綺麗です。やっぱり<この街>に還ってきたいなぁ。人脈作りはこれからだけれど、子供時代のいちばん幸せな頃を過ごしたこの街が、伊豆半島の付け根にある第二の故郷で、生涯を閉じたいな、って、そう思っています。もしそんなことが現実になったら、あなた、わたくしはこの世に神というものが存在すると信じますね……はい、すべて夢です。その夢は午睡の時間に見たものだった。目が覚めたらなんだかね、目許が濡れていましたよ。
 夢というても妄想の類の夢ではなくレム睡眠のとき見るあの夢ね。この前【WAOサイエンスパーク】というサイトを見ていたら、レム睡眠の際見る夢を説明して「情報処理に伴ったノイズ」と解説していて(金沢大学 桜井武教授)、のけ反りながらも成る程と膝を打ったことがある。
 目が覚めたらそこは自分の部屋ではなかった。今朝から病院に入っている。COVID-19対応で病床にゆとりがないとて、まさか個室に入れられるとは。入院の名目は検査だが実際は手術だ──良くなることは、決してない。本ブログはわが敵もお読みになっている様子なのでこれ以上の情報公開は控えるとしよう。
 個室とわかった途端、ラッキーと心中叫んでしまうた。夜中まで電気つけて本読めるじゃん、小説書けるじゃん、気が向いたら筋トレできるじゃん、なんとラッキー……と。が、考えてみれば前触れなしで看護師や担当医が出入りするわけだし、たぶん疲れで電気が消えたら自動的にこちらも眠りに落ちることになるんだろうな。
 とはいえ、所詮は一泊二日の入院である。結局L.L.Beanのリュックに収めた本は、──
 渡部昇一『日本史から見た日本人 昭和編 「立憲君主国」の崩壊と繁栄の謎』(祥伝社)
 滝澤ななみ『宅建士の教科書 2021年版』(TAC出版)
 ──と、こうなった。これでじゅうぶん。どちらの本も睡眠誘導剤代わりにもなるだろうし。他にモレスキンのノートと筆箱、MBA、iPhoneとiPad、充電器……
 薬が効いているのか、さっきから結構頭がぼんやりしている。幸福なことに耳鳴りは幾分なりとも収まっているように感じる。嗚呼、この状態が維持されますように。それにしてもさっきから部屋の片隅でこちらを見つめるぼんやりした影が見えるんだが、あれはやっぱり幽霊とかいわれるものなんだろうな。いることに不思議は感じないけれど、面識も所縁もない者のところに出て来るの、マジやめてくれ。迷惑だ。アンタが俺の立場だったらどう感じるか、考えような。それとも幽霊になったら脳ミソも思考力も無くなるのかな。
 まぁいいや、そんな輩。無視だ、無視。部屋の片隅にいるのが亡き婚約者だったら、寝るまでベッドの脇にいてほしい。が、この世の者ならざる者にしてわたくしと無念の輩などまっぴら御免だ。
 眠い。もう寝る。マジで。現在の時刻;21時39分。◆

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