第3013日目 〈耳鳴りが邪魔をする。〉 [日々の思い・独り言]

 耳介、というのは要するに耳たぶの内側である。じかい、と読む。そこから外耳道という通路を通って鼓膜へ至る。
 中耳炎を患った際、鼓膜にチューブを通して空気の抜けを良くし、音の伝わりもそれによって改善されたと喜んだのもわずか2年ばかし。今度は今年の2月頃か、外耳道を綿棒で掃除していたら鼓膜に強くぶつかり、その拍子でだろう、チューブがずれて鼓膜とチューブの間に隙間が生まれて、そこに水が入りこんでしまった。現在右耳の聴力が著しく低下してこのたび検査という名目で入院と手術を行った、その原因である。
 いまは耳介のあたりで高い耳鳴りが始終して、地唸りのような低い音が通奏低音のように聞こえている。これで仕事をちゃんと続けているんだから、或る意味でわたくしの魂も精神も怯懦ではないね。えっへん。
 とはいえ、この耳鳴りには気が狂いそうだ。これが邪魔してあなたの声がずいぶんと遠くから聞こえる。集中力も欠き、本を読み続けることも、原稿を書くことも、一定時間以上が難しい。精々が1時間程度かな、限界は。それでも日中はまだ無理が利く。が、その反動は目に見えて悲惨である。弱った私を叩いて葬るなら、あなた、この機会を逃すなんて事しちゃ行けませんよ、それはただの阿呆です。
 昨日は退院してから一旦帰宅したあと、送ってくれた吉野町の友どちに頼んで有隣堂の本店に連れていってもらい、本をたくさん買ってきた。会計で2万円以上を払ったのなんて、久しぶりのことでした。
 耳鳴りがひどくなってきたので、今日は筆を擱きます。これからしばらくの間、こんなテイストの文章が続くやもしれませんがご寛恕ください。どんなに苦しんでも、あなたを手に入れられない苦しさにくらべれば物の数ではないけれど。ちゃお。◆

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