第3599日目 〈弘文荘と森銑三、弘文荘と池田亀鑑。確認のための読書。〉 [日々の思い・独り言]

 きのう森銑三の本のことを書いていたら、反町茂雄の著作の内容がなんども脳裏を過ぎった。戦後、森と偶会して弘文荘で働いてもらうようになった経緯のことである。と同時に、かつてリブロポートから出ていた『森銑三 書を読む”野武士”』(柳田守 1994/10)へ抱いた不満を思い出した。戦後の森の活動についてかなりあっさりと触れたのみで、弘文荘での働き、その内実については一言も触れていなかった(と記憶する)ためだ。
 あわせて、池田亀鑑の蒐書の徹底ぶりや桃園文庫の行方、戦前九条家蔵書売り立ての頃の池田の台詞など、やはり反町の著作にあったのをもう一度確認したくて、リフォーム工事の進捗する音を扉の向こうに聞きながら、『定本 天理図書館の善本稀書』と『一古書肆の思い出』第4巻を部屋から持ってきて読んだ。
 この件については後日、あらためてお話しするとして、今日はもうお休みさせていただく。眠くて眠くてたまらんのである。◆

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