第3695日目 〈こんな読書体験も、たまにはある。〉 [日々の思い・独り言]

 本文たかだか300ページにもならぬ連作短編集であっても、やっとの思いで読み終え疲労の溜め息吐き、まさしく時間の浪費に憤慨して、床に叩きつけてあまつさえ踏みにじりたい本って、あるんだよな……。
 秋以後に新しく読んだ単著の小説は、みな肩すかし、落胆させられるものばかりだ。どこの出版社からいつ出た、誰のなんという小説なのか、それは伏せよう。武士の情け? 否、諦め──倦厭だ。
 このあとは杉原泰雄『憲法読本 第4版』に戻るが、かねてからの予定通り並行して、積ん読山脈のいちばん上でこれ見よがしに待機している北村薫『雪月花 ──謎解き私小説──』(新潮文庫 2023/01)を読む。楽しみである。
 あれ、北村薫の小説は、『太宰治の辞書』(創元推理文庫 2017/10)以来? まさか!◆

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