第3721日目 〈やっておきたいことは? って訊かれても。〉 [日々の思い・独り言]

 かつての同僚(先輩)とランチする約束をして、お店の予約もぶじ終えて気附いたこと──今週からもう12月なんだね。マジか、と口のなかで叫んでしまいました。
 そうか、そのせいか。先刻まで一緒にいた人から、今年中にしておきたいことってある? と訊かれたのは。そうか、成る程。合点した。
 なんと答えたか、覚えていない。ありきたりの返事だった気がする。未納の税金(4期分)を払っちゃいたい、とか、確定申告の準備を始めたい、とかね。咨、なんて芸がない……。
 それはともかく。
 改めてこの質問を考え答えるならば──シャープペン片手に(まだまだ)読書中で、例によって例の如くの杉原泰雄『憲法読本 第4版』の再読は終わらせておきたい。ノートは来年になろうとも、再読はなんとしても今年中に。
 (昨年のいま頃はなにを読んでいたんだっけ、とモレスキンのノートを繰ってみたら、萩原朔太郎『恋愛名歌集』であった)
 『憲法読本 第4版』再読了ンヌ以外であれば、家庭のこと不動産業のことを別にすると、いちばんに思い浮かぶのは積んである小説を一冊でも多く読み捨てることだがこれは、目標とするには値せぬ。となると、いま思いつくのは、絶讃棚上げ中の読書感想文二つ(日暮雅通『シャーロック・ホームズ・バイブル』と、イケナイ・アダルティーな小説)の第一稿完成と、……あれ、それだけ? なんだか随分と慎ましい残り一ヶ月間の抱負だな。英語の多読もヨセフスの通読も、勿論行うけれど、敢えて「目標」と声高に宣言するものでもないし。
 今日(昨日ですか)、川崎の丸善で買ったジェレミー・ブレットの本と、劉慈欣『三体』三部作プラス前日譚は年末年始のお楽しみである。『推しの子』と『その着せ替え人形は恋をする』共に既刊分全巻一気読みは、年末になる前にしてしまいそうな予感がしている。
 一日、なにもしないでひたすらワーグナーに心ゆだねてどっぷり浸り法悦に耽りたいとも思うけれど……これはチョット実現が難しそうだ。なにしろ《ワルキューレの騎行》が流れた途端、積ん読山脈が轟音立てて崩落したからなあ(実話です)。
 ああ、いやいや、年末年始のことではなく、あと一ヶ月のうちになにをしておきたいか、であった。母の逝去に伴い服喪中のため、お正月とは無縁である。ゆえにこんなのんびりした話にもなるのだが──ホントにね、一;杉原『憲法読本』再読了、二;二つの読書感想文・第一稿の執筆と完成、くらいしか望むところがないのですよ。
 欲がないのか、現実的なのか、よくわかりません。good grief.◆

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