第3731日目 〈心情告白──今年の秋冬も、本を買いすぎた。〉 [日々の思い・独り言]

 今年は……ちょっと本を買い過ぎました。否、今年は、ではなく秋から今月に掛けては、というのが正解。それこそ反省を深くしなくてはならない程に。
 歯止めが効かなくなった? いえ、それは違う。
 己の興味関心趣味勉強に関する書籍が昨年までとは比べものにならぬくらい多く、それまでよりも安価で市場に供給されたからに他ならない。
 その核の一つとなるのが、既に本ブログでも話題にしたことがあるフラウィウス・ヨセフスの著作群。単行本と文庫版のすべてとヨセフス伝、ヨセフス研究所の基礎文献を、それぞれバラで購入できたことで(振込手数料と送料を含めたとしても)件の全巻揃いよりもぐっと安価に買い揃えられた。また、一ヵ月程思案した挙げ句にその後、死海文書の既刊全巻揃いも清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入。先程まで、別の所で買った死海文書解説書二冊と併せて一通り目を通していたところである。ヨセフスと死海文書だけで積みあげれば一メートルを超えるてふ事実は内緒にしておこう。
 他には? 北村薫の作品に触発されて読みたくなったが架蔵する文庫には収録されていない短編を収めた芥川龍之介全集(ちくま文庫版)を購入し、憲法を中心にした法律の本と、バカロレアでの哲学学習を書いた本から地滑りして学校を卒業してからトンと御無沙汰していた哲学の本、加えて勿論(ヨセフスと死海文書以外の)キリスト教と聖書に関する本を購い、ミステリ評論やミステリ小説、SF小説を殆ど一年ぶりに買うようになり、そうして『ラブライブ!スーパースター!!』のムックと同人誌に手を染めた(いと幸せなり)。
 ……注ぎこんだ金額は、ですって? 買った本についてはすべて記録しているが(購入日・購入書籍・購入場所/手段・価格[税込]はちゃんと控えているのだ)、その合計額となると──怖くて電卓を叩く気になれないし、仮にそれができても披露はしたくない。
 積ん読山脈はますます標高を高くしてゆく。それを解決するために、部屋の隅っこに置けるような小さな本箱を幾つか買う手筈を整えたところだ。とはいえ、焼け石に水、かなぁ……。
 それにしても、自分が寄贈を受ける立場にないことが幸福である。身銭を切って購入した本以外で仕事とか勉強できたりする<評論家>や<プロ作家>の方々のような、なにかを切り詰めてでも本を買う苦労と幸福と向学心とは無縁になってしまった連衆の同類にはなりたくない。
 自分で中身を吟味して、自分の収入で購入してこそ……と思うている。その結果が、上で告白した購入書籍群である。◆

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