第3729日目 〈『憲法読本』のあとは、なにを読もうか?〉 [日々の思い・独り言]

 毎度の登場で申し訳ないが呆れず笑って済ませてほしい。
 杉原泰雄『憲法読本 第4版』の再読はいよいよ最終コーナーへさしかかり、夢想としか考えられなかった年内読了も現実になってきた。これを基にしたノートは年初から取り掛かる。そんな現在、心の片隅に生まれてわたくしをワクワクさせるのは、次はなにを読もうかな、っていう企みに外ならない。
 ざっと目を通したのみながら芦辺信喜『憲法 第六版』(最新の第八版、『ポケット六法』令和六年版と一緒に買いました!)と、高見勝彦・編『あたらしい憲法のはなし 他二篇』のあとに手を着けたこの『憲法読本』は、とても読み応えのある一冊だった。
 で、次はなにを……なのだが、ここまで岩波書店の刊行物が偶然とはいえ並んだので、井上ひさし・樋口洋一『「日本国憲法」を読み直す』、小関彰一『日本国憲法の誕生 増補改訂版』、鵜飼信成『憲法』のどれかを……と調子附いたがすぐ反省。いまの自分の脳力(「能力」の誤変換だが、言い得て妙なのでこのままにする。呵々)そのレヴェルを鑑みて、あと回しに。
 だが、歴史や、もうすこし突っこんだ憲法論ではなく、もっと平易な憲法解説を読んで『憲法読本 第4版』再読の熱を冷まそう、とだけは決めてあった。となれば、架蔵するうちから該当するのを選ぶと──池上彰の二冊が必然と浮上してくる(というよりも、それくらいしか、ない)。
 『池上彰の憲法入門』(ちくまプリマー新書)と『君たちの日本国憲法』(集英社文庫)を以て熱冷まし役とし、また、これまでの読書で得た知見の確認と新たな意見・疑問をピックアップする作業を行いたい。池上は他にも憲法に関する本を出しているが、上述の二冊で見解は尽きている、というのがわたくしの偽らざる感想だ。
 斯くして次に読む、そのまた次に読む憲法の本は、決まった。並行して(これまで通り)渋谷秀紀『憲法を読み解く』と本秀紀・編『憲法講義 第3版』、そうして肝心要の『日本国憲法』(岩波文庫・白帯──またもや岩波!)をちょこちょこ開きもしながら、しっかりと憲法について勉強してゆきましょう。
 ……そろそろ判例集、買った方が良いかなぁ……。◆

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