第2478日目 〈2016年下半期の読書記録。〉 [日々の思い・独り言]

 昨年後半はちょっとした身体上の<アクシデント>に見舞われて、精神的に不安定な日々を過ごし、また職業上も流転を体験した。そんな最中で<読書>という行為、趣味は、率直に申して窮極の治癒でした。昨夏から大晦日までの読書実績が前半を(すくなくとも数だけは)上回った大きな要因に、この、わが身を襲ってすべてを狂わせてくれた<アクシデント>があったことは疑うべくもありません。
 ──年が明けて間もない日、昨年後半に読んだ本を記憶と記録にある限りで引っ張り出して床に並べたところ、その量に思わず膝を抱えてしゃがみこみ、うむむ、と唸ってしまいました。
 以下は床に並べたあと棚やら段ボール箱へ戻す前に写真に撮り、そこから著者名と書名を書き起こしたリストですが、なんでしょうね、このまとまりのなさは。
 前回同様、ちょっと恥ずかしいけれど2016年下半期の読書記録をお披露目してみよう、と思います。なお、リスト記載の著者名・書名は順不同であります。
 それでは、──

 米澤穂信:『クドリャフカの順番』(再/承前)
       『遠まわりする雛』(再)
       『ふたりの距離の概算』(再)
       『さよなら妖精』
       『追想五断章』
       『リカーシブル』
       『王とサーカス』
       『真実の10メートル手前』
       『さよなら妖精』新版

 恩田陸:『私の家では何も起こらない』(旧版)

 森見登美彦:『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』

 門井慶喜:『家康、江戸を建てる』

 松浦寿輝:『BB/PP』

 高原映理:『不機嫌な姫とブルックナー団』

 室生犀星:『性に眼覚める頃』復刻版
      『蜜のあはれ/われはうたえどもやぶれかぶれ』

 鯨統一郎:『努力しないで作家になる方法』

 尾崎一雄:『単線の駅』

 花房観音:『京都 恋地獄』

 宮部みゆき:『淋しい狩人』
       『あやし』

 加藤シゲアキ:『ピンクとグレー』
        『閃光スクランブル』(中途まで読んで後に抛ち処分)

 新海誠:『秒速5センチメートル』

 名取佐和子:『金曜日の本屋さん』

 久生十蘭:『墓地展望亭・ハムレット』
      『久生十蘭短編集』

 ジョージ・W・ブッシュ:『決断のとき』(上下 伏見威蕃・訳)

 太田省一:『中居正広という生き方』

 河野淳:『「聞こえ」に不安を感じたら…… 補聴器の使いこなし方』

 天沢ヒロ:『まとめてみた 耳鼻咽喉科』

 内田百閒:『第一阿房列車』

 稲田美織:『水と森の聖地 伊勢神宮』

 池波正太郎:『江戸切絵図散歩』

 直木孝次郎:『法隆寺の里』

 太田信隆:『新・法隆寺物語』

 村松友祝:『金沢の不思議』

 鷲田小彌太:『定年と読書』

 村上春樹:『職業としての小説家』(再)

 宮脇俊三:『時刻表2万キロ』
      『わたしの途中下車人生』
      『鉄道旅行のたのしみ』

 小泉凡:『怪談四代記 八雲のいたずら』

 横溝正史:『獄門島』

 小林信彦・編:『横溝正史読本』

 江戸川乱歩:『江戸川乱歩傑作選』
       『江戸川乱歩名作選』
       『孤島の鬼』
       『算盤が恋を語る話』
       『人でなしの恋』
       『黒蜥蜴』
       『パノラマ島奇譚』

 久世光彦:『一九三四年冬──乱歩』

 谷川流:『涼宮ハルヒの憂鬱』(再)
     『涼宮ハルヒの溜息』(再)
     『涼宮ハルヒの退屈』(再)
     『涼宮ハルヒの消失』(再)
     『涼宮ハルヒの暴走』(再)
     『涼宮ハルヒの動揺』(再)
     『涼宮ハルヒの憤慨』(再)
     『涼宮ハルヒの分裂』(再)
     『涼宮ハルヒの驚愕』(上下)(再)
     『涼宮ハルヒの秘密』(再)
     『涼宮ハルヒの観測』(再)
     ザ・スニーカー100号記念アンソロジー『BLUE』所収「涼宮ハルヒ劇場」

 レイモンド・カーヴァー:『カーヴァーズ・ダズン』(村上春樹・訳)(再)

 ローレンス&ナンシー・ゴールドストーン:『古書店めぐりは夫婦で』(浅倉久志・訳)

 シャーリー・ジャクスン:『くじ』(深町眞理子・訳)

 ロード・ダンセイニ:『二壜の調味料』(小林晋・訳)

 クリフォード・シマック:『中継ステーション』(山田順子・訳)

 キジ・ジョンスン:『霧に橋を架ける』(橋本輝幸・訳)

 インドロ・モンタネッリ:『ローマの歴史』(藤沢道郎・訳)(再)

 エルンスト・H・ゴンブリッチ:『若い読者のための世界史』(上下 中山典夫・訳)(再)

 村川堅太郎・長谷川博隆・高橋秀:『ギリシア・ローマの盛衰』(再)

 青野太潮:『パウロ 十字架の使徒』

 渡部昇一:『実践・快老生活』
      『人生の出発点は低いほどいい』

 大瀧啓裕:『翻訳家の蔵書』(現)

──以上、記載終わり。偏った内容で申し訳ありません。
 抜け落ちているものもあるかもしれませんが、概ね上記の通りではなかったでしょうか。また、ご覧いただければおわかりのように、ここにマンガは取り挙げておりません。理由は特に述べる程のことではない、単に床へ並べなかった、というだけであります。
 本来ならば上記にはあと1人の小説家、1冊の小説が加わるはずでしたが、久世光彦の小説の感想に四苦八苦していたら、いつの間にか年を越していた。それだけのお話であります。
 さて、今年はどれだけの本を読み、そのなかでどんな本と出会えるかな。楽しみ。◆

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