第3684日目 〈わが最嫌の愚者への悲歌。──For K.A.〉 [日々の思い・独り言]

 咨、プルータス、お前もか。今際の台詞だが我未だ臨終とは遠き身なり(たぶん)。ジュリアス終の台詞は、いまのわたくしにとって、嗟嘆の呟きである。
 貴方はダメになってしまいました。もういまの貴方からは、昔の自信も栄誉も人望も、失われてしまった、……跡形もなく!
 それを貴方は他人の所為ばかりにして嘆き、合間に呪詛の台詞を挿し挟む。だが君よ知れ。まわりの評価、まわりからの敬慕なぞ途轍もなく移ろいやすいものであることを。貴方の場合はそれに加えて、身から出た錆でもあるではないか。嘆き、呪う前に来し方を検めよ。
 仕事帰りに時々呑みに行くことがあったが、そのときの貴方といまの貴方はまるで違ふ。そんな風にあおるようにしてとめどなくアルコールを喉奥へ流しこむ人だったろうか、貴方は。
 それが己のなかで暴れる怒りや不満を宥めるための手段なら……わたくしは止められない。
 よしや君、望むのであれば、二度と這いあがること君にはできぬ奈落の底への扉を、わたくしが開けてあげよう。
 待つのは孤独、待つのは無理解、待つのは無視、待つのは社会的抹殺。すべてわたくしが己が身に蒙った、君が音頭を取って拡散された悪意の終着だ。──覚悟できているのなら。◆

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