第3370日目 〈これからも書いてゆけるもの、もう書くことはできないもの。〉 [日々の思い・独り言]

 これからはいままで書こうと企んで(望んで)放置していたものを、資料を蒐めて検討し、メモを取り、書いては直しを繰り返して一編の文章を完成させてゆきたい、と思います。ずっと机上に辞書類と並んで置いてある『新潮日本美術文庫6 岩佐又兵衛』(新潮社 1997/03)を目繰っていて、そんな心を固めました。又兵衛絵画との出会いやド嵌まりぶりについては後日に、また。
 もう書くことは不可能であろうジャンルやテーマもあるけれど、それでも少しずつ、残滓の如く澱の底へあり続けてふとした拍子にそれあることを意識する事柄に関しては、ゆっくりした歩みになろうとも一編一編、重ねて最終的に相応の量になることを期待したいのです。顧みるまでもなくそれが自分の生きた、唯一の証しとなるがために。
 ちなみに書くことを諦めているテーマとは、H.P.Lovecraft論であります──10代の終わりからのテーマですが、いまのわたくしは余りにHPLには批判的となり過ぎましたよ。August Derlethについては未だ後ろ髪ひかれる部分多々ありますので、地方小説やエッセイを中心にもう少し買い集めてみてから判断します。◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。