第3372日目 〈ヒルティの言葉を、悪役を演じる心の支えとして。〉 [日々の思い・独り言]

 いつもながらの私事を話させてください。
 ──
 このたびわたくしはふたたび、手酷い裏切り役を演じました。事実を伝えられぬ歯がゆさが残るとはいえ、正直なところを申せば悔いはまったくありません。あらかじめ周到な用意の下に準備された新規部署への道筋を付けるためには必要な通過儀礼だったのだ、と思うことにします。
 ヒルティの言葉を引用して、きっと碌でもない老年期を過ごすに相違ない自分への慰めとし、いまは決起するための燃料投下としよう。曰く、──

 神の怒りはとけ──戸は開かれた──
 あわれな魂は解き放たれた。
 わたしの前途にはかぎりない希望と
 奇跡にみちた時とがある。

──と。ヒルティ『眠られぬ夜のために 第一部』九月一日の条(P248 草間平作/大和邦太郎・訳 1973/05)より。◆


眠られぬ夜のために 1 (岩波文庫)

眠られぬ夜のために 1 (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1973/05/16
  • メディア: 文庫




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