第3493日目 〈ブログ改訂作業を通じて、過去を「なかった」ことにすることはできない、と痛感する。〉 [日々の思い・独り言]

 ここ数日というものちょこまかと、目立たぬように、公開済みエッセイの改訂を行っています。いまに始まったことではないけれど、ふとしたときに集中して作業に没頭するのですよね。
 とはいえ、内容を替えるとか論旨を真逆にするとか「歴史修正」に類するそれではありません。誤字誤変換を直し、表現をより相応しいものへ改めたり、内容はそのままだけれど段落の順番を入れ替えたり、という程度の作業。これを指してまさか非難する方もおられますまい……。
 稀にTwitterで改訂した過去記事を投稿することがあります。これは、上述の作業を施したという報告なのです。顧みても改訂/修正作業を行った記事についてツイートしなかったことは、一度もありません。これは自慢して良いことだと思うている。
 「報告」は読者諸兄への最低限の礼儀であり、ブログ主としての義務であり、読者諸兄に言葉を尽くして説明する責任を負っていることを自覚しているからであります。わたくしはね、岸田とは違うんです(呵呵)。理屈をこねくり回して詭弁を弄して過去を葬ろうとする行為は決して許されない。そんなこと、どれだけ組織ぐるみで隠蔽しようとしても無駄である、と知るからであります。
 ゆえに、流石にこれはどうか……という内容或いは主義主張の文章も、原則としてそのまま残してあります。残すことに心苦しい気持ちがしてしまうエッセイもありました。良心を苛まされる内容のエッセイもありました。しかしそれを敢えて残しているのはそれが、当時のわたくしの信条告白であり、過去のことだからとてそれをなかったことにすることは、決してできないためでありました。──これはわたくしなりに、誠意である、と思うております。
 長く続けば続く程、過去記事について定期的見直しを図り、文章をブラッシュアップさせ、論旨をわかりやすくするため内容そのままで段落を入れ替えるなどの作業は、必要不可欠の作業となる。足掛け14年実質13年目に突入した本ブログも、その例に洩れるものではありません。
 これからも日々の事柄や読書感想文、翻訳、考証随筆、政権模様、社会情勢、皇室批判など様々書くでしょう。未来の作物も一度お披露目したものについて細部の修正等はあっても、(原稿そのものの)入れ替えや論旨を逆にするなんていう無責任かつ尻軽な行為には及ばぬよう、自分の、その時点での考えを慎重に見極めて明らかとし、プロットを構築して、文章を綴るよう心懸けます。
 ──気が向いたときに行っているのでいつになるかわかりませんが、改訂作業が一段落したら、その方針や凡例などまとめて一文を草し、読者諸兄にお披露目してみたいと思います。◆

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