第3426日目 〈喜びと憂いと、願い事。〉 [日々の思い・独り言]

 早いもので令和04/2022年も後半に差しかかっている。年齢を重ねるごとに「光陰矢の如し」という諺が、多少意味を取り違えている可能性無きにしも非ずだけれど、実感されてくることである。ホント、時間の過ぎてゆくのは早いよね。
 本業と称する仕事を在宅に切り換え、その傍らフリーランスと自営業の発展に努め、恩ある筈の人に背き(が、その人たちはゆめ信を置くに能わざる人たちでもあった)、報いではあるまいけれど家内に不安の影重く垂れこめた前半に比して、今月から始まっている後半はどうなるか。
 お察しいただけるか否かは読者諸兄にお任せするが、今年前半は決してなだらかな道とはいい難い。耳障りな雑音を排除できて清々しい思いを抱き、暫し静謐の生活を楽しめた点は小さな福音といえようが、失ったものの方が比重としては大きく思うのは、さて、一体なぜなのだろう。
 然れど今年前半は、それらをほぼ完璧に払拭してしまう慶事も、わたくしには──というよりもみくら家には──あったのだ。春、待望の第一子が生まれた。20年超の細く長い付き合いを経て迎えた妻との間に、結婚早々斯様な授かり物に恵まれるとは思わなんだ……。
 社会に目を向けても、やはり様々あった。海部元首相と石原元都知事が逝去し、新型コロナウィルスは収束の兆しどころか第7波が発令された。第5波、第6波は一体何処に? 政府ならびに厚生労働省が、夏季に於けるマスク着脱基準のガイドラインをようやく提示して、CMをしつこいまでに流すようになったことが幸いか。
 国外に関しては北朝鮮の飛翔体発射や中台関係の問題などお馴染みかつ深刻な問題あるけれど、それ以上にショッキングで世界経済や各国の防衛ラインに影響と問題点を突きつけたのが、3月の、ロシアによるウクライナ侵攻であった。この戦争を機に「地政学」が一部識者や専攻する学生、或いはマニアにのみ留まらず江湖に知れ渡るようになった。良きことだ。とはいえ、──
 この戦争が一体いつまで続くことになるのか。どんな幕切れを迎えるのか。その間とその後世界は果たしてどう変わり、どんな痛みと悲しみと憤りを強いられることになるのか。まだまだ先行き不透明な戦争を、われらは見守るしかないのか……。
 ──今年前半のトピックともいえる事柄を記憶頼りに書き出してみたのであるが、今年後半に差しかかった途端、安倍元首相が参院選中に凶弾に倒れ、同じ日には英国ジョンソン首相が退陣表明した。──いったいなんという世の中の到来じゃ。新たな形の「乱世」の出現か。
 今月から始まった令和04/2022年の後半は、いったいどんな世の中、いったいどんな世界になってゆくのだろう?
 子供たちが成長して思春期を迎えて大人になり就職して家庭を持つとき、かれらを取り巻く世界と社会と地域が健全かつポジティヴなものでありますように、と願わずにはおられない昨今の乱世ぶりなのである。◆

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