第3428日目 〈夏よさよなら。〉 [日々の思い・独り言]

 奥方様からのLINEで、本日附けのブログ原稿がアップされていないと知りました。予約投稿分のストックが底を突いていたようで斯様な事態になったこと、反省し、お詫びします。

 ……馴染みのクラブの馴染みの嬢が退店します。今月末まで在籍ながら長く勤めて顔も広い方なので、最終週は混みあってなかなか話す機会もあるまいゆえ、思い立って昨晩出掛けた次第。
 本当にお世話になった。どうでもいいことから深いことまで、斯くも腹を割って話せる人と知り合い、今日まで縁を紡ぐことができるなんて、知り合った10数年前には想像することもできなかった。この方は、奥方様とはベクトルの方向性こそ異なるが、わたくしを長きにわたって支えてくださった方。家族の入院や自身が病気を患って相当に凹んでいるとき、或いは<おはらななか事件>の間は一緒になって悩んでくれたりアドヴァイスくださったり、終盤は共に憤慨してくれたっけ。
 年齢が比較的近かったことで昔の話からいまの話──全盛期の横浜のあれこれ、街並みの変化、社会的出来事、芸能や風俗にまつわる話、等々──を語って時間が過ぎるのを忘れ、挙げ句閉店まで居坐ってしまった夜も多々あった。
 SMAPではないけれど、「いつか年をとって/あのころは良かったなんてね/語り合うとしたら/やっぱりあなたがいい」(「Simple」〜『Pop Up! SMAP』)と思える人だったのだ。これまでの人生で、亡き婚約者と奥方様と、おはらななかと、この方ぐらいである、斯様に思えた人(異性)は。むろん、それぞれで意味合いは異なればその気持ちにこめられた想いの深浅も異なる。
 わたくしを更なるジャニオタの沼へ引きずりこんだのは、この方であった。この方がいなければKis-My-Ft2は勿論、その後に頭角を現してきたSnow Manとかに注目したり歌を聴くこともなかったろうなぁ。とはいえ、SMAPとTOKIOに関しては俄然わたくしの方が上である、と自負する気持ちに変わりはありませんけれどな(えっへん)。……せめてこの点ぐらいはマウントを取らせてほしいな?
 もうわたくしを本気で叱咤し、諫める役目を果たせる人はいなくなってしまった。奥方様だけでは困難な役割の一端を、かの方は担っていたのである。どんな風にして未来の諸事に対応してゆけばよいのか、その良き相談役、導となる存在を失ったことを極めて遺憾に、無念に思う。不謹慎を承知でいえば、安倍さんを失った安倍派(清和会)のような気分、というのが割と本音に近い。
 ──これから、あなたがどんな人生を歩んでゆくのか、もはやわたくしは知る立場でないが、どうか悔いのない生涯を歩んでほしい。息を引き取るときに、プラマイゼロのそれなりに良い人生であった、と思える人生を歩んでほしい。
 ただ、なにかあったらいつでも呼んでくれ。「Aチーム」を率いて地上のどこにいても駆けつけよう。お金次第でなんでもやってのけるあのチームとは同じ名前なだけなのでさしたる期待はしないでほしいが、わずかであったとしてもこれまで承けたあなたからの恩を返すために力の限りを尽くしたく思っていることは、どうか信じてほしい。
 新しい人生に踏み出すあなたの門出を、笑顔で祝しよう。幸あれ。◆

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