第3626日目 〈心機一転、場所を変えての読書。〉 [日々の思い・独り言]

 持ち歩いている本が読み終わると、しばし内容を思い返したり、扉に一言二言の感想を書きつける。然る後に控えるは、大きなお愉しみだ。つまり。次に読む本を選ぶ、と云う悩ましくも悦ばしい作業。
 今日先刻、松田賢弥『陰の権力者 内閣官房長官菅義偉』(講談社α文庫 2016/01)を読了した。感想は、ツイート済み。そちらをご覧ください。読み始めて……1ヶ月程を要したのかな。覚えているのは、馬車道のスタバで読み始めた事、母の四十九日を途中に挟んだ事、くらい。
 読み終えて、読了日を記し、感想を綴った。巻を閉じる。両腕を組んで、むむむ、と沈思黙考。さて、次はなにを読もうか。
 政治にまつわる本、政治家に取材した本になるだろう。『陰の権力者』を読んでいる最中から感じている事だった。──法律の本へシフトするかな、と思うていたが、色々な意味で時期尚早と判断。いまはまだ見送る事にした。候補は、ある。幾つか、ある。
 そうして、1冊の本に絞った。用事があるたび向かう場所で、座を占めるも手持ち無沙汰を紛らわすため置いている数冊から、1冊。それは既に半分程読み進んでいる。今月末あたりに最後のページへ辿り着けるかな、と思うていたが、それは甘い見込みであった。現実はそう都合よく行かない。だらだらとページを繰るだけになって、中身はきっと頭のなかになんにも残らないんだろうな。そんな危惧を抱いた。そこへ行くたび読むのが億劫になってきた、という事情もある。
 心機一転の読書。場所が変われば、また新たな気持で残り半分を読み進められよう。そんな仄かな希望を抱く。
 さて、大下英治『内閣官房長官秘録』(イースト新書 2014/10)を厠から動かそう。◆

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