第3627日目 〈春の抱負──戦争について理解を深めること。〉 [日々の思い・独り言]

 いつも必ずではないけれど、と或る用事でと或る場所へ行くたび開く本がある。それを読んで、暇な時間を過ごす──のだが、理由あって〈そこ〉で読んでいる最中の本を昨日、別の場所に移動させた。当然、本はなくなる。新たに補充しなくては。未読本山脈の前で暫し立ち呆けて、これにするか、と〈そこ〉へ移したのは2冊。今更ながら、ロシア−ウクライナ戦争の本だ。
 1冊は昨年買って、何度か目を通したあと書架に仕舞いこんだ小山哲・藤原辰史『中学生から知りたいウクライナのこと』(ミシマ社)。もう1冊は開戦前からロシア軍の動向等についてメディアで発言していた小泉悠の『ウクライナ戦争』(ちくま新書)だ。ここに黒川祐次『物語 ウクライナの歴史』(中公新書 2002/08)が加われば申し分無しだけれど、あるはずなのに見附からないんだ。困ったもんだね、オッペケペッポーペッポッポー。
 戦争が始まって1年2ヶ月(2023年04月10日時点)。プーチン大統領の甘い見通しの下始まった戦争は収束の兆し未だなく、最高指揮官の態度の硬化によってだらだらと長期戦化している。
 新聞とNHKのニュース・ドキュメンタリーで追いかけているとはいえ、どうも自分はこの戦争のついて、根本の理解が欠けている気がしてならぬ。双方の根強い民族感情や歴史について、一知半解のまま戦争の推移を日々更新している状態。
 自分にはナニカガ決定的に足りない。報道される出来事そのものであったり、その背後にある事柄について、なにを本当に知っているのか。
 それをすこしでも補強したい思いから、上記2冊を選んだ。用事ができた時だけ行く場所の本ではあるが、じっくり読み進めてこの戦争について、その根本、その背景、について理解を深めて、知識を脳ミソに着床させたい。
 春の、抱負。◆

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