第3497日目 〈『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第11話を観ました。〉 [日々の思い・独り言]

 いよいよ最後のコーナーを回ってクライマックスに到達した『ラブライブ!スーパースター!!』第2期。今夜は第11話「」、最終話から2話前のエピソードでした。
 Liella!の東京大会優勝(=全国大会にコマを進める)が明らかとなり、ウィーン問題の根っこにあった病巣が判明する一方で、『ラブライブ!』シリーズお約束の留学問題が浮上しましたね。
 ウィーン・マルガレーテ(※)にはオーストリア首都ウィーンにあるウィーン国立音楽学校で学ぶ姉がおって将来有望株のようだけれど、妹はそこの受験に失敗した。あらあら残念、よくある話。
 「どうしても入りたい!」と駄々をこねた、もとい、熱意が伝わったのでしょうか。それとも、親が有力者であったり家が相応の名家旧家だったのでしょうか。日本発祥でμ’sの海外ライヴを機に世界でも(多少は──国によって差異あり)知られるようになったラブライブ!大会で優勝してこい、そうしたら編入を検討しよう、なんて条件を出されたようです。
 妹マルガレーテは疑うことなく(ホイホイと)来日して、インターナショナルスクールに入学してラブライブ!大会にエントリー。どこで評判を聞きつけたか、澁谷かのんが同じエリアの対抗馬でありかつ歌が巧いと知って、ストーカーの如くあとを追い回し、自宅のみならず自室の位置までであった当日夜には早々と特定した、シリーズ随一にして唯一の狂犬。
 本話では遂に作中のネット民のみならず、自分を東京大会まで送り出してくれた応援者までも敵に回す、という快挙をやってのけた。東京大会第2位という結果を承けて、「私はこんな結果、認めない!!」と(レポーターの)マイクを取りあげて、観覧者に向かって叫んだのでした。いや、SNSってやだね。あっという間にウィーン・マルガレーテはそれまでの評価を地に落とし、あらゆる非難の言葉を浴びることになったのでした。
 その顛末はさておき。それではここからだ。
 実際にマルガレーテにラブライブ!大会で優勝してこい、という条件を出したのは誰であったのか。
 殊程然様にラブライブ!優勝の実績はウィーン国立音楽学校編入に影響を及ぼすのか?
 特待生扱いで迎え入れるとウィーン国立音楽学校だが、かのんの歌はかの地でどのような層が、どのように評価しているのか。
 かのんといっしょならマルガレーテも戻ってきて(学校に編入して)も構わないなんて結局、学校側はかのんが欲しいだけでマルガレーテはバーターでしかないと宣言したも同然では?
 声楽でウィーン国立音楽学校に入学或いは編入するにあたって、スクールアイドルという部活動がどれだけ影響を及ぼすのか、皆目見当が付かない。声楽を専攻するにも発声や歌唱がどれだけ良かろうと、電機機器で音や声を操作されたJ-POPの評価が自分の体を楽器にして歌うクラシックの声楽に有利になるとは、どれだけ小首を傾げてみても考え難い。声楽専攻というよりミュージカル選択させるつもりなのだろうか?
 かのんも最初から結論は出ていたようで、その夜に訪ねてきたLiella!メンバーの前で「行かないよ」と宣言してしまっている。それを遠くから盗み聞きしているマルガリーテの聴力と心中は察するに余りあるが、 でも「身から出た錆」ということわざが日本にはある。すべては己の不遜と高慢がアキレス腱になって自滅したのだ。大会を冷静に反芻した後反省して、おとなしく帰国してくれれば良い。15歳の少女に酷なことをいってるとは重々承知。が、まかり間違っても来年春結ヶ岡女子高等学校に編入してくる、なんて暴挙は止めてくれ。というかむしろこれは花田と京極氏にくれぐれもお願いする事柄ですな。ホント、止めてくださいよ、編入してきたら『ラブライブ!スーパースター!!』、もう見るの止めますんで。
 ちぃちゃんが最後に爆弾発言して最終話へのブリッジとなりましたが、まさか誰も(視聴者さえも)「かのんちゃんは留学してほしい」なんて台詞聞くとは思いませんでしたよね……。可可の帰国問題もきちんと片附いていない内から新たな問題の火種が、しかも部長の口から発せられるとはなぁ……。唯一、コタツ未体験だった恋ちゃんが途端にダメ人間(ポンコツ)になるあたりは。想定されている〈黄金のワンパターン〉とはいえ、心和まされるものがありました──。
 上述のちぃちゃんの台詞ですが、あれを念頭に置くと次回予告で彼女が流す涙はかなり意味深です。送り出すにあたっての別れ(距離的な意味でも心理的な意味でも)なのか、或いは、やはりそれでも日本に残ると決めたかのんの気持ちに共鳴しての涙なのか……。いやもう否応なく最終回「私を叶える物語」ヘの期待は高まりますね。あとは、花田氏がぐちゃぐちゃな脚本を書いていないことを祈ります。
 ──ざっとメモと箇条書きを整理したような一発書きに等しいものになりましたが、後日にまた手を加えてゆきましょう。自分はもう昨年とは違う状況、環境にあるのだ、ということを、『ラブライブ!スーパースター!!』感想を書いているとつくづくと思い知らされています。◆

※おそらくラブライブ!大会エントリー用のダミーネームだろう。ドイツ語圏でマルガレーテは極めてポピュラーな「名前」である。さて、此奴の姓はなんというか? 最終回でのんびりかのんの実家カフェで食事している場面が予告で流れたが、その際には是非口を割っていただきたいものである。□

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