第3578日目 〈Better Days, for My Mother, My Wife, My Daughter.〉 [日々の思い・独り言]

 正当な理由と正当とは言い難い権利を行使して、明日から年末年始の休みに突入する。不動産会社勤務時代には及ばないけれど、それでも世間よりは数日早い休み始めである。ただ今年は正月三が日明けまで仕事とは完全に無縁でいられるのが、不動産会社時代といちばん異なる点か。
 世間と較べれば1週間程早く休みに突入するわけだけれど、クリスマスも大晦日も正月も、大掃除も年始の仕度もなにもかも、母と奥方様と、初めてクリスマスと正月を経験する娘と、迎えられるのが嬉しい。
 「昨日の続きとしての今日」以外の何物でもない祭日と催日を過ごしてきた。ずっと宙ぶらりんの付き合いだった奥方様を正式に妻として迎えた昨年からは、やはり祭日と催日の意味合いがそれまでと異なってきた。入籍からちょうど10ヶ月後に産声をあげてわれらの所へ来てくれた子どものいる今年は、その祭日と催日の意味合いも、だいぶ世間並みになってきたように思う。
 地に足が着いた生活をしている──それを実現し、実感させてくれた奥方様と娘と、ずっと支えてくれた母への感謝一入の令和4年の師走である。
 世間より約1週間早い休みが、明日から始まる。家族を得た喜びと責任を昨年以上に噛みしめる休みになる。1日1日の営みを大切にしよう。この幸せを当たり前と思うてはならぬことは、過去の自分がいちばん承知している。◆

 森は今、花さきみだれ
 艶なりや、五月たちける。
 神よ、擁護をたれたまへ、
 あまりに幸のおほければ。
──パウル・バルシュ「春」より
上田敏・訳『上田敏全訳詩集』P68 岩波文庫 1962/12□


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